ぷるぷる気功が心身を同時に整える理由|考え方を変えても不安が消えなかった私の話

「もっとポジティブに考えよう」「思い込みさえ書き換えれば、現実も、心も変わる」。

そう思って、ずっと頑張ってきた。なのに、なぜか心が楽にならない。不安が消えない。そんな経験、ありませんか。

先に、私の結論をお伝えします。考え方を変えても、私のうつは、抜けませんでした。 私が本当に変わったのは、頭ではなく、体を動かしてからなんです。心は、そのあとから、ついてきました。

今日は、「心は、体から変わる」——この話を、私自身の体験と、それを裏づけるある理論を交えて、お話しします。

考え方を変えても、私のうつは抜けなかった

いま、スピリチュアルや自己啓発の世界で、とても広がっている考え方があります。「心・イメージ・情報さえ書き換えれば、現実も、体も、あとからついてくる」というものです。

引き寄せの法則、アファメーション、ポジティブな言葉を唱える。私も、全部やりました。

誤解しないでほしいのですが、私はこれを「悪い」と言いたいわけではありません。素晴らしい技法だと思っています。 実際、唱えているその一瞬は、少しだけ、心が紛れるのです。

でも、私の場合は、一日の中で、また不安に飲み込まれていく。そこは、あまり変わりませんでした。一瞬の気休めにはなっても、根っこは動かなかったのです。

なぜか。今なら分かります。心だけを、頭だけを変えようとして、体を置き去りにしていたからなんです。

私が抜け出せたのは、”頭”ではなく”体”からだった

少し、私自身の話をさせてください。私はかつて、うつと、ひどい頭痛で、実家で引きこもっていた時期がありました。

頭で「前向きになろう」と、いくら言い聞かせても、心は正気に戻ってくれない。放っておくと、一日じゅう、不安に支配されてしまう。

一日じゅう、小さな山を歩き続けた日々

そんな中で、私が自然とやっていたこと。それは——近くの小さな山を、一日じゅう、ただ歩き続けることでした。

理屈なんて、何もありません。ただ、体を動かしていないと、心が保てなかった。歩いていると、少しずつ、心が落ち着いてくる。それが、当時の私に必要なことだったのです。

ぷるぷる気功で、心が後からついてきた

そこから、私は気功に出会いました。とくに、ぷるぷる気功。気功師の方と一緒に、ただ体を、気持ちよく揺らしていく。

ここでも、私は「これはどういう理論で効くんだろう」なんて、考えていませんでした。とにかく、体を、気持ちよく動かす。それだけです。

そうしているうちに、体がゆるんで、気が巡りだす。すると、驚くことに、心のほうが、後から変わっていったのです。あれだけ頭で変えようとして動かなかった心が、体から入ったら、動きだしました。

これが、私が身をもって知った、「心は、体から変わる」ということです。

なぜ、体を動かすと心が変わるのか

では、なぜ、体を動かすと、心が変わるのでしょうか。

秘伝功の土台にある東洋の考え方——縁起で言えば、物理(体)と情報(心)は、双方向だからです。心から体へも働くし、体から心へも働く。行ったり来たりしているのです。

東洋の「縁起」=物理と心は双方向

一つの原因だけで結果が決まる、ということはありません。心も、体も、いくつもの原因と条件が絡み合って、いまの状態がある。だから、心を変えたいときに、心だけをいじろうとするのは、片側しか見ていないことになります。

ポリベーガル理論も「体から心へ」と言っている

そして実はこれ、私の思いつきでも、東洋だけの話でもありません。西洋の、比較的新しい理論でも、同じことが言われています。

**「ポリベーガル理論」**という理論があります。ざっくり言うと、私たちの心の状態は、自律神経——つまり体の状態と、深くつながっている、という考え方です。

ポイントはここです。心を落ち着けるのに、いちばんの近道は、頭で考え直すことではなく、体に直接働きかけることだと、この理論は言っています。

人は、体が「安全だ」と感じられて初めて、心が「安心・安全のモード」に入れる。逆に、体が緊張・警戒したままだと、いくら頭で「大丈夫、前向きに」と唱えても、心はそのモードに入れないのです。

だから、リズミカルに体を動かす、呼吸を整える、ゆっくり歩く——こうした「体からのアプローチ」が、心を安心のほうへ切り替えてくれる。私が小さな山を歩き続けたのも、ぷるぷる気功で体を揺らしたのも、今思えば、体を”安心・安全のモード”に戻すために必要な行動だったのです。

心の問題を、頭の思考で考え直すよりも、体に直接働きかけて、心にアプローチする。それがうまくいく、というのが、私の体験でもあり、この理論が示していることでもあります。

抜け出せない本当の原因は「体を見落としている」こと

ここで、よくある反論に答えておきます。「いや、抜け出せないのは、まだポジティブさが足りないからだ。考え方をもっと変えればいい」——そう思う方も、いるかもしれません。

でも、抜け出せない本当の原因は、「考え方が足りない」ことではありません。体という、物理の条件を見落としていること。ここなんです。

体が緊張し、気が滞ったままで、頭の中だけをいくら書き換えても、それは堂々巡りにしかなりません。心の技だけを、いくら足しても、空回りしてしまう。

かつての私が、まさにそうでした。前向きな言葉を、いくら唱えても抜けなかった。でも、体を動かし、生活習慣を変えていったら——心に、ダイレクトに効いた。順番が、逆だったのです。

順番は「体→心」。それが養生功であり、ぷるぷる気功

だから、順番を間違えないでほしいのです。

心を変えたいなら、まず、体から。体を整えることが、心を整える土台になります。物理も、情報も、両方大事。でも、入口は、体です。

そして、この「体を整えて、気の巡る状態をつくる」ことそのものが——気功の基本である、養生功なんです。ぷるぷる気功も、その一つ。難しい奥義でも、特別な才能でもありません。まず、体を、気持ちよく動かす。それだけで、心は、後からついてきます。ぷるぷる気功が心身を同時に整えてくれるのは、体と心が双方向でつながっているからなのです。

考え方を変えようと、頑張りすぎてきた人ほど、一度、力を抜いて、体に還ってみてください。

今日できる、たった一つのこと

最後に、今日できる、たった一つのことをお伝えします。

何も考えず、その場で、体をぷるぷると、気持ちよく揺らしてみてください。ほんの1分でいいのです。理屈は、いりません。体がゆるむと、心も、少しゆるみます。それが「体から心へ」の、第一歩です。

今日の話が、頑張りすぎてきたあなたの、力を抜くきっかけになったら嬉しいです。

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