面白い気功法は楽しく続けられる!〜五禽戯その1〜(動画付き)

五禽戯の実際について説明していきます。
五禽戯の大まかな概要については、

役者は気功師!〜五禽戲からわかる、役を生きる事の大切さ〜
の記事で紹介しているので一度ご一読ください。

また読むのがめんどくさい方のためにポイントだけまとめておきます。
五禽戯のメリットとしては、

・体力がつく
・子供からお年寄りまで無理なく練習できる
・楽しみながら健康になれる
・自然と腹式呼吸が出来る
・活動しながら緩む感覚がつかめる
・五臓をバランスよく整えることができる
etc、、、

メリットだらけで枚挙に暇がありません。
そして五禽戯の内容は、
実際に五禽戯ができる人に直接教えてもらった方が早いのですが、

少しでも内容を知っておきたいという方のために動画を用意いたしました。

今回の動画では、

⑴山を登る虎
⑵頭を仰ぐ鹿
⑶遠望する猿
⑷歩く熊
⑸斜めに飛ぶ鶴

の五つの動作を紹介いたします。
まずは動画を御覧ください。

⑴ 山を登る虎

① 左足を踏み出し、つま先で着地(虚歩)と同時に、目の前の山を登るようなイメージで右腕を虎の手のように使い(虎爪)、頭部前方右側に手を突き出す。左手は拳を作り、手の甲を腰につける。右膝をやや曲げ、少し重心を落とした姿勢。
② 右回りに体を90°回転させながら、右手を頭のてっぺん(百会)に持ってくる。顔は右側を向く。
③ 回転させた体を戻しながら右手も⑴の位置に戻し、左手も虎の手のようにして左腰斜め後ろの地面を押すイメージで行う。この時左足の膝はまっすぐに伸ばした状態。

⑵ 頭を仰ぐ鹿

① 左足を踏み出し(虚歩)、右の手で握り拳を作り、手の甲を前方に向けた状態で胸のところに持ってくる、同時に左手も拳を作り手の甲を腰につけ、上半身を猫背のように背中を丸めて前傾になる。
② 上半身を反りながら顔は空を見上げる、同時に右拳を顔の前に持ってきてパーを作る。右膝をやや伸ばす。
③ 右拳が顔の前に来たら目を3回パチパチと瞬きする(瞬眼)。

⑶ 遠望する猿

① 上半身を左側にねじりながら左足を右前に踏み出し、足をクロスして踏み込む(交差歩)。
② 踏み出した足が着地すると同時に、両手をパーにしてコメカミ(太陽穴)の近くに掌を添える、その後1点を見つめた状態で3回瞬きする。

⑷ 歩く熊

① 両膝を少し曲げて腰を落とし、立ち上がった熊の格好をする。
② すり足で左足を左斜め前に進め、左手は左膝の上、右手は右脇腹の辺りに添える。
③ 目線は左足の動きに合わせ、一歩進んだら自然と左ななめ前方を見張る。

⑸ 斜めに飛ぶ鶴

① 左足を踏み出しその足を軸足とし、右足を左踵の後ろにつける(右足ややつま先立ち、左踵は地面につける)。左手を前、右手を後ろの位置で頭上高くで交差する。
② 両膝を曲げながら右側を向け、両手を下方に円を描くように下ろしながら、左手は手の甲を頭上に向けるように掌を返し、右手は手の甲を腰につける。この時右手の動きを追うように目線を動かす。

・ポイント

・虎は腕を力強く
・鹿はのびのびとした動き
・猿は機敏な動きで
・熊は熊になったつもりで
・鶴は飛ぶように舞う

以上です。

動画で学べない動きは、
養生気功クラスにて詳細に指導いたしますので、
是非ご参加下さい。

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