健康不安を解消!「社会という荒野」を生き抜く為の五つの習慣

インターネットで健康に関する情報を調べると、あまりにも情報が多すぎて、何を拠り所とすればいいのか不安になってきますよね。

ある人は肉食はいいと言う。ある人はダメだという。サプリメントが必要という人もいれば、自然のものだけを取るほうがいいと言う人もいる。運動は健康の害になるという人もいれば、そうではないという人もいる。一体何を信じればいいのやら、、、。

そんなあなたに、少しでも安心してもらうために、私自身が気をつけている生活習慣についてご紹介したいと思います。これは私だけではなく、尊敬する気功師の方々が共通して実践している五つの習慣です。それは、

  1. 呼吸
  2. 飲食
  3. 睡眠
  4. 適度な運動

の五つについての心がけるべき習慣があるのです。どれもお金がかからずご自身で心がけられるものばかりです。

気功師としての視点での習慣なので、常識的には理解しにくい点があるかもしれませんが、私自身が実践し、元気に過ごせてきた実績もある方法です。

この習慣を実践している知り合いの気功師の方々は、とても元気に過ごされており、無邪気で明るく心優しいお人柄の方ばかりです。一緒にいるだけで元気になってしまうほど強力なパワーが溢れています。それぐらいのポテンシャルが五つの習慣の中に隠されていますので、あなたは自信を持ってこの習慣に取り組んでみてください。

五つの生活習慣を実践することで、今よりも健康に対して自信を持たれる事をお約束いたします。それでは実際に一つ一つ説明していきましょう。

第一の習慣 呼吸は生命の基本

吸って吸って、吐く

呼吸は生きる上で一番大切な要素です。単純な話、呼吸を止めれば即死です。この事実からも、浅い呼吸が身体に対して悪影響であることは理解できると思います。体が緊張し、脳への酸素供給が低下することで頭痛が起きたりもします。

呼吸で大事なことは、たくさん酸素を「入れること」、つまり「吸うこと」です。二回吸って、一回吐く、というように吸う時間を多くすることがポイントです。四回吸って二回吐くでもいいです。

実際、歩行禅という方法が中国では癌の患者さんに効果的だといわれています。それは左足を出した時に二回吸って、右足を出した時に一回吐くという方法です。吸って吸って吐く、吸って吸って吐く、を繰り返していきます。

パソコン作業など事務的な仕事をされている方は、吐く時間が多く、たまに息が止まっている方が多いです。吸うのはたまに、といった感じです。これでは首も肩もゴリゴリに硬くなって頭痛が起きるのは当たり前です。

ですから吸う時間を多くするということが呼吸法のポイントになってきます。

60兆個の細胞全部で呼吸する

最初は肩や胸の上部あたりでしか意識して呼吸できませんが、慣れてくると体幹全部を使って呼吸できるような意識状態になります。最後には手先足先まで、体全体で呼吸できるようになることを目標に行っていきましょう。そのためにも歩行禅が全身を使えるので、細胞全部で呼吸する感覚を感じやすいと思います。

唾液を飲む

もう一つ呼吸法を行う上というか、気功を行う上でも大事なポイントがあります。それは唾液を飲むということです。

「生きる」という言葉は「活きる」とも書きます。「舌」にたくさんの「水」があることを「活きる」といっています。つまり唾液をたくさん出すことが生命力が溢れた状態だということです。昔の中国では唾のことを自家水と言っていました。これは「薬」を意味していたそうです。体の中で自らが作り出した自家水を飲み込み、薬として仙道を実践する人たちは不老長寿を目指していました。

他にも唾が生命力の源であることを示す例はあります。生まれたばかりの赤ちゃんは生命力で溢れていますよね。赤ちゃんはたくさんのヨダレを出します。この涎が生きる上では欠かせないのです。生命力ある触れる赤ちゃんがよだれを垂らすのは当然のことなのです。

また風邪にかかりやすかったりするときは体が乾燥し、唾液の分泌が減っている時なのです。唾液には感染を防ぐためのIgA抗体が含まれています。インフルエンザウイルスも風邪の一種なので、いくらワクチンを打ったところでIgA抗体が増えないので意味がないのです。唾液がいかに重要かがお分かりいただけたでしょうか。

呼吸法をうまく実践できると必ず口の中でたくさんの唾液が出てきますので、必ず飲み込むようにします。そして肛門を少しだけキュッと締める。これが亀息法です。

亀が長生きなのは、唾液を飲み込み、しっぽを振る、つまり肛門を締めるからと言われています。

この方法を呼吸法と合わせて行うことで効果が増してきます。最初は腹式とか逆腹式などは気にせずに、吸う時間を長くし、唾液を飲み込み肛門を締めることをやってみてください。

第二の習慣 飲食について

世間では何を食べればいいかを一生懸命宣伝したりしていますが、実際はいかに食べないかです。

1日3食はフルマラソンを完走するエネルギーに相当!?

空腹感が集中力や活力を生み出すことを、少食実践者はよく知っています。

あなたの体はエネルギーを使って飲食物を消化吸収しています。食後に眠たくなるのは脳へのエネルギーが消化器官のエネルギー消費にまわっているからです。きっと誰もが経験していると思います。

実は1日3食べている人は、毎日フルマラソン完走で使うエネルギー相当量を消費しています。疲れたからご飯食べようというのは間違っているのです。本当は疲れたら休憩すればいいのです。

天地の恵みに感謝を忘れない

もう一つ大事なことは、飲食物への感謝を忘れないことです。慌ただしい毎日を過ごされている方というのは、今日お昼に食べたものを思い出せないくらい食事の時間を意識していないのです。これでは食べたことにはなりません。

しっかりと味わって感謝しながら食べると、食べすぎるということはありません。咀嚼しているうちに満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぐことができるのです。

1日3食の習慣からなかなか逃れられない人は、せめて感謝の気持ちだけでも忘れないでいただきたいです。自然と食事の量が減り、暴飲暴食により健康を害することはまず間違いなくなくなります。

一口ひとくち感謝しながら食べていると、「この食材はどこから来たのか」「生産者は誰か」などの思いが巡っていきます。太陽の恵みがあってこそ野菜や果物が存在していることがわかります。あなたの台所に届くまでに大勢の人たちが関わっています。命は命によってのみつながっていることを実感しながら食べると、畏敬の念と感謝の気持ちが湧いてくるのです。暴飲暴食などはありえないのです。これを日頃食事をとる時の習慣としていきましょう。

第三の習慣 人間の進化には睡眠は欠かせない

ぷるぷる気功で質の良い睡眠を!

健康にとって何よりも重要なのは良質な睡眠です。

何時間寝ても昼間に睡魔がきたり、寝ても疲れが取れないという方も沢山いらっしゃるようです。

宇宙の無限の気を浴びながら眠りにつく

私が気功教室で必ず教えているぷるぷる気功を実践されている方は、必ずと言っていいほど良質な睡眠が取れるようになります。また、遠隔気功など秘伝功を受けられている方も同じように良く眠れるそうです。私自身も気功療法を施すと、たくさんの宇宙の氣を浴びることができるので、その日はとても良く眠れます。自分自身の健康にもいいのが気功療法のいいところです。

ぜひやって欲しいことは、北斗七星の気のシャワーを浴びながら眠りにつくことです。張式の気功では北斗七星の気をつかいます。中国では多くの気功の流派が北斗七星の氣を利用しています。ではなぜ北斗七星なのでしょうか?

北辰妙見菩薩信仰について

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北半球では、すべての恒星は、北極星を中心として一日に空を一周し、惑星は恒星の間を縫って独特の周期で複雑に運行しています。人々の一生の運命は、各自の生まれた時の星座によって影響されていると考えられていました。そしてその運命は北の空の中心に位置する北辰星に統率されると考えられました。

この北辰を妙見菩薩という御名によって信仰するのが北辰妙見信仰であり、信仰当時の北の空にあったのは北斗七星でした。その起源は西暦紀元前三千年ごろの古代バビロニアに始まります。それが古代インドのバラモン教やヒンズー教を経て大乗仏教として中国へ渡り、日本へは聖徳太子の時代に伝えられました。

現代では、明治維新の廃仏棄釈や神仏分離により多くの妙見信仰をしていた宮が廃止されまして、現在ではその存在すらもあまり知られていません。

張式気功では道教の流れを汲んでいるので、北辰信仰として気の方法論として取り入れらています。日本古代神道においてはアメノミナカヌシノカミ、陰陽道においては太上神仙鎮宅霊符神、大乗仏教における北辰妙見菩薩として知られているのです。つまり、日本人にとって北斗七星の氣を取り入れるということは何の不思議でもなく、あなたのご先祖様が脈々とその氣を使って生活しておられたのです。

そのパワーの恩恵にあずかる気持ちで北斗七星の氣を浴びながら寝れば、良い睡眠が取れないわけがないのです。あなたもこの偉大なる宇宙のパワーの恩恵を得ていただきたいと思います。

第四の習慣 ゆったりとした適度な運動

気功のコツはゆっくり丁寧に心までリラックスすること

あなたは、スポーツ選手の寿命が短いことをご存知でしょうか?マラソン選手などよく見てみると肌の細胞が酸化して、同年代の人と比べると肌にツヤがないことがわかります。

中国では、激しい運動のことを「消養運動」と言います。運動することによって気を消耗することです。これではせっかく気を養おうと思っている健康志向の人にとっては逆効果です。

そうではなく「養々運動」をしましょう。静かな運動のことです。ゆっくり歩くとか、呼吸だけを観察する座禅をするとか、唾を飲み込むなどの、最初に取り上げた一番目の呼吸の習慣こそが、「養々運動」なのです。

スポーツ選手やボディービルダーなど職業として激しい運動を強いられる方を除き、健康のために運動を習慣化しようとしてる人は、この事実を知っておいてください。

第五の習慣 精神衛生を良好に保つ

最後の習慣は心です。ここでは心と五臓の関係について少しお話ししたいと思います。

喜ぶことで五臓が整う

東洋医学では、五臓がしっかり整っていれば健康であるという考え方があります。あなたの感情が五臓に影響しますよ、ということを古代中国人は言っています。

心が体に影響を及ぼすことを、あなたは経験上知っているはずです。健康な人はいつもニコニコしており、考え方も前向きで明るい方が多いのです。生活に喜びを感じながら過ごしています。病気がちになるとやはり心も沈みがちになります。

陰陽五行論では、以下のように五臓と感情とが相関関係を持っていると考えています。

  • 心→喜び
  • 脾→憂い・妄想
  • 肺→哀しみ
  • 腎→恐怖・不安
  • 肝→怒り

また心臓の状態が良くなると脾臓が良くなる、脾臓が良くなると肺が良くなる、肺が良くなると腎臓が良くなる、腎臓が良くなると肝臓が良くなるのです。これを相生関係といいます。

つまり心臓の状態が五臓全体に影響を与えているのです。考えてみれば簡単で、心臓が止まってしまえば生命は死を迎えます。東洋医学でも西洋医学でも心臓は大事な臓器なのです。

そしてこの心臓を良くするには喜びの感情が必要なのです。ここでいう喜びとは、アイドルのコンサートに行って狂気的に歓喜することではありません。ニコニコと穏やかに生の喜びを感じる喜びのことです。子供が無邪気に遊ぶ姿なのです。

喜びの感情で日常生活を過ごすことが五臓の状態を全体的に良くし、健康へと導いてくれるのです。

pleasure experience(喜びの経験)といって、一日のうちに喜びの経験を10個以上経験している人とそうでない人とでは、心疾患にかかるリスクが減るという研究もあるほどです。

しかし、現代のストレス社会では笑うことすら許されない職場も存在します。そこでお勧めしたいのが、いつもニコニコと表情だけでも笑っておくのです。そうすると変な人に思われて会社をクビになるかもしれません。そうすればストレスまみれの職場からおさらばできますし、笑顔のあなたが好きだという人が集まってくるでしょう。あなたの健康を邪魔する人はほおっておいて、あなたを元気にしてくれる仲間と人生を共に過ごしましょう。

天地無情の境地で医者いらず!

気を使った方法論として、観想(ヴィジュアライゼーション)という方法があります。

生命にとってのリアリティーは、物理的な世界に存在するのではなく、今臨場感を感じている情報世界にある、というのが最新の認知科学や脳科学の知見であります。映画を見ている時は映画の世界にリアリティーを感じ、小説の世界にどっぷり浸かっているはずです。それこそがあなたにとっての現実なのです。

この理論を応用し、臨場感を感じる世界をあなた自身が選び、心と体にインパクトを与えるのが観想なのです。具体的に説明していきます。

やって欲しいことは大地のような心を感じるということです。

広大な大地は、いかなるものを捨てても、いかなる不浄なものを捨てても、嫌がることも喜ぶこともありません。同じように、あなたも他人から非難や賞賛を浴びる時には、この広大な大地のような心を保つように観想するのです。

お釈迦様の教えでは、捨(ウペッカー)と言います。ポジティブに惑わされることもなく、ネガティブにとらわれることのない心です。無関心というわけではなく、「ああ、そうか」「そんなものか」と大地のような心を保ちます。そのように精進するのです。

心が乱れたとしても、そのことに気づくだけで、そこには何の解釈も入れません。やがて乱れた心は落ち着きを取り戻し、喜びの感情が生まれてきも、そこには何の解釈も入れません。そのような練習をすると安穏な落ち着いた心をいつでも引き出せるようになります。

健康に対する執着すら取れてしまうと、健康法にこだわってしまって逆にそれがストレスになり、健康を損なうようなこともありません。するといつでも微笑みを絶やすことなく生活することができます。

そして自分の幸せだけではなく、他人の幸せも願うよう心を育てましょう。気功を実践していると、「有でもなく無でもなく」ということがわかってきます。空気と空気が何の対立もなく存在するように、水と水が何の対立することもなく存在するように、生命と生命が何の対立もなく優しい心で共に生きられるようにと、心をそのように育てていきます。

座禅をして観想するときは、なるべく煩わしい雑事を済ませて、怒りや悲しみや憂や恐怖のない状態で行うことがベストです。余裕を持って行ってみましょう。

終わりに

世の中に出回っている方法はどれも食事についてばかりを取り上げています。私が提唱した習慣には何を食べなさいとは一切出てきませんし、患者さんにもそのような指導はしません。質問されれば答えますが、最後に食べ物はあまり健康には関係ないことを一言添えます。

心構えや日常生活での意識の仕方こそが体にとっての健康にも影響を与えます。それは心が物質を作りだしているからです。心が主なのです。心が健康であれば、あなたにとって健全な選択や判断も可能になってきます。その上で手術や薬物療法を選ぶのであれば何の問題もありません。あなたが責任を持って自信を持って選択したのですから他人にどうのこうの言われる筋合いはないはずです。

自信を持って喜びの人生を歩んでほしいと思います。

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