坂本佳基
1986年生まれ
長崎県佐世保市出身
全日本気功師会認定気功師・張式高級気功師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師
- 2017年3月、INTERVIEW WITH PRESIDENThttp://iwp-ehime.com/post-sunkiko/にてインタビューを受ける。
- 2018年厚生労働省委託事業である「えひめ若者サポートステーション」にて夢仕事案内人の講師として登壇
気功との出会い
スポーツ選手に密着取材するドキュメンタリー番組「ZONE」を好んで見ていました。ある日、その番組の中で取り上げられていた人物が、400戦無敗の男と言われたヒクソングレイシーでした。彼が行っていたヨガに非常に興味を持ったことが、今思えば私が精神世界にどっぷりと浸り、気功に出会うはじめの一歩だったかもしれません。
思い立ったら即行動の私は、すぐにでもヨガを実践してみたいと思い本屋へ行き、佐保田鶴治氏の「ヨーガ入門」(ベースボールマガジン社)の書籍を購入し、忠実にその本の通りに実践していきました。
この本の中に書かれてあった内容が、東洋医学・東洋思想であったり、経絡やツボ・仏教や気功についても言及されていました。おそらく気功という言葉に出会ったのはこの時ではないかと思っています。
中学生が宙に浮く
ある日の夕方、中学二年の時でした。母親が台所で夕飯の支度をしている時、いつものようにヨガのアーサナ(ポーズ)を行い、座禅をしてリビングで深い瞑想状態に入っていました。その時突然、空中浮遊の体験をしました。
空中浮遊は、物理的に体が浮くということではなく、瞑想している自分の姿を、上方数メートルから見下ろしている状態でした。
「この体験は一体何なんだ!?」という疑問の答えを探りたくなり、肉体と精神の関係性を研究し始めました。宗教、哲学、思想、自己啓発系の本を読みあさったり、音楽や演技など芸術に関わる分野にも興味を持ちました。
高校生、なぜか役者を目指す
生命とは何なのか?人間とは何なのか?を手探りで研究する中、歌を歌ったり楽器を弾いたり、人を笑わせることに夢中になっていたのが高校時代です。また、ケインコスギに憧れ、将来はアクション俳優になりたいなと考えていました。
今となっては、肉体面より精神面を充実させることが心身にとって重要であると思っているのですが、この頃は肉体をいかに鍛えるかで精神を鍛える、という信念でした。まさに苦行によって心の幸福を目指すと言った感じです。
しかし、この信念は失恋という現実で崩れ去ることになるのです。いくら体を鍛え強くなったところで、精神はちっとも変わってないではないかということに直面したわけです。
社会人、本物の気功に出会う
社会人になってみると、自分の世界がいかに狭かったのかを痛感されました。肉体さえ苦行して鍛えていれば精神も強くなると信じていた者にとって、ちょっとした失恋や社会生活での挫折によって脆くも肉体に不調をきたしてしまうというのは、大変ショックな出来事だったのです。
「私が今まで信じてきた信念は間違っていない!」そう自分に強く言い聞かせ、ヒクソングレイシーが行っていた「火の呼吸」という、非常に激しいヨガの実践もしてみました。
それでも精神面が少し揺らぐだけで、体の爽快感や健康感はすぐに失われました。
このままのアプローチ方法ではまずいと思い、何かいい方法はないかと本屋へ通う日々が続きました。そこで何気なくとった本が脳機能学者である苫米地英人博士の本でした。
「内部表現」「時間は未来から過去へ流れる」「神の不在は数学的に証明されている」「この世は幻想」などなど、面白すぎて夢中になって読み漁っていました。
そんな中、苫米地博士が全日本気功師会の張永祥という気功師を紹介している「すごい氣が出るDVDブック」(マキノ出版)を知りました。その時に張先生が行っていたぷるぷる気功を一目見た時に「これだ!これが本物だ!俺が求めていたのはこれだ!」と興奮し直感しました。
実際にぷるぷる気功を実践してみると、今まで実践したヨガや健康法の数々よりも、圧倒的に心身両面の充実感や健康への確信を得ることができ、実際に気を存在をはっきりとわかるようになりました。
「この気功を学んでみたい!」
と思い、ついに張式気功師養成学校にて本格的に気功を学ぶことになったのです。