気功を実践していると、
「今日はうまくいった気がする」
「でも、昨日はあまり効果を感じられなかった」
「自分のやり方が間違っているのかな」
「呼吸法や動作をもっと改善した方がいいのかな」
このように、日によって気功の効果にばらつきを感じることがあると思います。
気を感じられる日もあれば、あまり感じられない日もある。
ヒーリングの効果を実感できる時もあれば、思ったような手応えがない時もある。
そうすると、多くの人はまず「動作」や「呼吸法」や「形」を見直そうとします。
もちろん、それらも大切です。
しかし、気功の効果を本当に安定させていくためには、もっと本質的に大切なことがあります。
それが、どのような意識状態で気功を行っているかということです。
今回は、気功の効果を安定させるために非常に重要な意識状態についてお伝えします。
気功の効果を安定させる重要な意識状態
気功の効果を安定させるために大切なポイント。
それは、
「宇宙全部が私の味方だ」
と思うことです。
これは単なるポジティブ思考ではありません。
自分自身のコンディションは、日によって変わります。
体調が良い日もあれば、疲れている日もあります。
気分が明るい日もあれば、なんとなく重たい日もあります。
つまり、人間の状態は常に揺れ動いています。
しかし、宇宙や自然そのものは、いつもそのままで完全です。
晴れの日も、雨の日も、風の日も、自然は自然として成り立っています。
そこに「今日はうまくいった」「今日は失敗した」という判断はありません。
宇宙は常に、ありのままの状態で存在しています。
その大きな流れに助けてもらう。
その大きな働きにお任せする。
この意識が、気功の効果を安定させるうえで非常に重要なのです。
達人は「宇宙に任せる感覚」を忘れない
気功が非常に上手な先生や、達人と呼ばれるような人たちは、この意識状態を忘れていません。
自分だけの力で何とかしようとしない。
自分の技術だけで治そうとしない。
自分のコンディションだけに頼らない。
もっと大きなものに委ねる感覚を持っています。
私が卒業した気功師学校の校長先生であり、有名な気功師の先生も、非常に印象的な考え方をされていました。
その先生は往診をされることが多く、東京から大阪へ行ったり、さまざまな地方へ出向いたりされていました。
そして、患者さんのお家に上がると、まず仏壇にお参りをされるそうです。
「どうかご先祖様、お助けください」
そのような気持ちで、まずご先祖様にお願いをするのです。
これは、自分一人の力で何とかしようとするのではなく、その場にあるご縁や見えない働きまで含めて、すべてに助けてもらうという意識です。
「お化けも私のファン」という考え方
その先生がよく言っていた印象的な言葉があります。
それが、
「お化けも私のファン」
という言葉です。
普通、お墓や霊の話を聞くと、怖いと感じる人もいると思います。
実際、その気功師学校の近くには墓地がありました。
目の前にお墓があると、人によっては「怖い」と感じるかもしれません。
しかし、気功の達人はそのようには考えません。
「お化けも全部、私たちの力になってくれる」
「目の前にいる霊的な存在も、ヒーリングを助けてくれる」
「すべてが味方になってくれている」
このように捉えるのです。
これは非常に大切な感覚です。
宇宙全部が私の味方。
その宇宙の中には、自然もあります。
ご先祖様もいます。
霊的な存在もあります。
人間にとって怖いと感じるものもあります。
しかし、それらも含めて、すべてが自分を助けてくれている。
すべてが気功やヒーリングの働きを支えてくれている。
そう思えるかどうかで、気功を行う時の意識状態は大きく変わります。
気功と密教に共通する世界観
この考え方は、密教の世界にも通じています。
密教の曼荼羅を見ると、そこには優しい仏様や菩薩様だけが描かれているわけではありません。
怒りの形相をした神々、鬼のような存在、恐ろしい姿をした尊格も描かれています。
しかし、それらは単なる悪い存在として排除されているわけではありません。
怒りの神々も、恐ろしい姿の存在も、宇宙全体の働きの中に含まれています。
そして、そのすべてが仏の世界の中で意味を持っています。
つまり、密教の世界観では、優しいものだけを味方にするのではありません。
恐ろしいものも、理解できないものも、都合の悪いものも、すべてをひっくるめて大きな働きの中に包み込んでいくのです。
これはまさに、
「宇宙全部が私の味方」
という意識に通じています。
うまくいく・うまくいかないは人間のエゴが決めている
ここで大切なのは、そもそも「うまくいった」「うまくいかなかった」という判断そのものです。
私たちは、思った通りの結果が出ると「うまくいった」と感じます。
逆に、期待した結果と違うことが起こると「うまくいかなかった」と感じます。
しかし、それは本当に失敗なのでしょうか。
ある密教のお坊さんにまつわる話があります。
戦前、戦時中の時代、女性が戦場に送られて奉仕を強いられるようなことがありました。
ある女性は、それをどうしても避けたいと思っていました。
そこで、そのお坊さんのご祈祷を受けたところ、なんと髪の毛が全部抜けてしまったそうです。
一見すると、これは大変なことです。
今の感覚で見れば、髪の毛が抜けるというのは「失敗」や「悪い結果」のように思えるかもしれません。
しかし、その女性は髪の毛が抜け、見るも無残な状態になったことで、戦場へ送られずに済んだのです。
つまり、その文脈で見ると、それは「効果があった」ということになります。
髪の毛が抜けることだけを見れば、良くないことに見える。
しかし、その結果として難を逃れたのであれば、それは守られたとも言えます。
このように、うまくいったか、うまくいかなかったかは、状況によって変わります。
そして多くの場合、それは人間のエゴが勝手に決めていることなのです。
気功の効果を宇宙視点で考えよう
気功の効果が安定しないと感じる時、私たちはつい、
「今日はうまくいかなかった」
「今日は効果が出なかった」
「自分の状態が悪かった」
と考えてしまいます。
しかし、宇宙の視点から見れば、そもそも「うまくいかない日」などありません。
すべては起こるべくして起こっています。
すべては自然の流れの中で起きています。
雨が降ったからといって、「今日は地球が失敗した」とは思いません。
晴れたからといって、「今日は地球が成功した」とも思いません。
晴れは晴れ。
雨は雨。
それぞれが自然のあり方です。
地震も、人間にとっては大きな被害をもたらす悲しい出来事です。
津波や災害によって苦しむ方がいることは、本当に悲しいことです。
しかし、地球という大きな視点で見れば、地球が動いているからこそ起こる現象でもあります。
人間にとって望ましくないことと、宇宙や自然の働きそのものは、必ずしも同じではありません。
だからこそ、気功においても、
「治ったから成功」
「治らなかったから失敗」
「効果を感じたから良い」
「効果を感じなかったから悪い」
と、人間のエゴだけで判断しすぎないことが大切なのです。
気功の効果を不安定にしているのは自分のエゴ
気功の効果を不安定にしてしまう大きな原因は、実は自分自身のエゴです。
「自分が治さなければいけない」
「自分の力で結果を出さなければいけない」
「今日もちゃんと効果を感じなければいけない」
「思った通りの反応が出なければ失敗だ」
このように考えるほど、心は緊張します。
心が緊張すると、気の巡りも固くなります。
結果を求めすぎるほど、宇宙の大きな流れから外れてしまいます。
気功で大切なのは、自分の力で無理やり何かを起こそうとすることではありません。
自分にできることを丁寧に行い、あとは委ねることです。
昔から、
人事を尽くして天命を待つ
という言葉があります。
まさにこの姿勢です。
自分にできる実践はする。
でも、結果は宇宙に任せる。
その時、心はリラックスし、気も自然に巡りやすくなります。
日常生活でできる気功のワーク
では、気功の効果を安定させるために、具体的にどうすればいいのでしょうか。
大切なのは、常に委ねることです。
結果を握りしめない。
効果を無理に求めすぎない。
治るか治らないかを、自分のエゴで裁かない。
今起きていることも、長い目で見れば自分にとって必要なことだと受け取る。
そのうえで、心をリラックスさせ、笑顔でいることです。
「宇宙全部が私の味方だ」
「今起きていることも、最終的には自分にとって必要なことだ」
「すべては大きな流れの中でうまくいっている」
このような意識で気功を実践していくと、心が落ち着いてきます。
心が落ち着くと、気の巡りも良くなります。
気の巡りが良くなると、健康状態も安定しやすくなります。
そして、人をヒーリングする時にも、より大きな力が味方してくれるようになります。
自分一人の小さな力ではなく、宇宙の大きなコンディションの恩恵を受けられるようになるのです。
動作や呼吸法だけでは気功は安定しない
気功を改善しようとすると、多くの人は動作や呼吸法や形に目が向きます。
もちろん、それらも必要です。
しかし、それだけでは気功の効果は安定しません。
なぜなら、気功の本質は、単なる動作や呼吸法ではないからです。
最後に大切になるのは、
自分がどのような意識状態でいるか
どのような心のあり方で日々を過ごしているか
宇宙や自然を味方として感じられているか
という部分です。
ここが整ってくると、気功はただの健康法ではなくなります。
自分自身の心を整え、身体を整え、人生そのものを大きな流れに委ねていく実践になっていきます。
まとめ|宇宙全部が私の味方だと思うこと
気功の効果が安定しない時、まず見直してほしいのは、動作や呼吸法だけではありません。
もっと大切なのは、意識状態です。
「宇宙全部が私の味方だ」
この意識を持つことで、自分一人で頑張りすぎる必要がなくなります。
治ることも、治らないことも、すべて大きな流れの中にある。
効果が出たと感じる日も、感じられない日も、それもまた必要なプロセスである。
思い通りにいかない出来事も、長い目で見れば自分を助けてくれているかもしれない。
このように捉えられるようになると、心がリラックスします。
心がリラックスすると、気の巡りも整います。
そして、結果的に気功の効果も安定しやすくなっていきます。
気功とは、自分の力だけで何かを操作するものではありません。
宇宙の大きな働きに助けてもらいながら、心と身体を整え、自然と調和していく実践です。
ぜひ、気功を行う時には、
「宇宙全部が私の味方」
この意識を大切にしてみてください。
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気功の効果を安定させるためには、動作や呼吸法だけではなく、心のあり方や意識状態を深めていくことが大切です。
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