気を感じられない本当の理由とは?

気功をやってみても、

「気が全然わからない」
「これで合っているのかな?」
「何も感じないけれど、自分には才能がないのかな?」

そう感じたことがある方は多いと思います。

手のひらがビリビリするわけでもない。
身体が熱くなるわけでもない。
気が流れている感覚もよくわからない。

そうすると、だんだん不安になってきます。

「自分には向いていないのではないか」
「気功の才能がないのではないか」
「他の人は感じているのに、自分だけ感じられないのではないか」

そう思って、気功を諦めてしまう方も少なくありません。

しかし、実はそうではありません。

気を感じられない本当の理由は、才能がないからではなく、気を“身体だけ”で感じようとしているからです。

気は身体だけで感じるものではない

気功というと、多くの方はまず身体感覚をイメージします。

手のひらがビリビリする。
身体が温かくなる。
何かが流れている感じがする。
手の間に磁石のような反発を感じる。

もちろん、そうした身体感覚として気を感じることはあります。

実際に私自身も、身体感覚として気を感じるタイプです。手のひらで気を感じたり、身体の中を気が流れているように感じたり、場合によっては気が白いもやのように見えることもあります。

しかし、ここで大切なのは、気は必ずしも身体感覚だけで感じるものではないということです。

「気は身体で感じるものだ」
「手のひらでビリビリしなければ、気を感じていない」
「身体に何か特別な感覚が起きなければ、気功はできていない」

この思い込みが、かえって心を硬くし、気の流れを滞らせてしまうことがあります。

その結果、本当はすでに気を感じているのに、

「感じられない」
「わからない」
「自分はできていない」

と思い込んでしまうのです。

気を感じたことがないと言った先輩の話

以前、私が気功を学んでいた頃、気功師の先輩と東京で食事をする機会がありました。

そのとき、その方がふと衝撃的なことを言われました。

「自分は気を感じたことがないんだよね」

最初に聞いたときは、正直驚きました。

気功を長く学び、実践している方が「気を感じたことがない」と言うわけですから、「えっ?」と思いました。

ただ、その方は決して悪い意味で言っていたわけではありません。

「自分は気功ができない」
「気の効果がわからない」

という意味ではなかったのです。

その方は、気を身体のビリビリ感や熱感として強く感じるタイプではありませんでした。

その代わり、心で気を感じていたのです。

心が幸せになる。
心がハッピーになる。
心が落ち着く。
人生の中で、気の恩恵を実感している。

その方にとって、気の感覚とは、手のひらのビリビリではなく、心の状態の変化だったのです。

私はそのときに気づきました。

初心者の方が「気を感じられない」と悩む大きな原因は、気を身体だけで感じるものだと思い込んでいることなのではないか、と。

気を感じられない人も、本当はすでに感じている

体で気を感じられないからといって、気を感じていないわけではありません。

手がビリビリしなくても、身体が温かくならなくても、何か特別な感覚が起きなくても、実際にはもう感じている場合があります。

たとえば、

心が少し落ち着いた。
呼吸が楽になった。
安心感が出てきた。
緊張がゆるんだ。
気持ちが穏やかになった。
何となく幸せな感じがした。

これらも、立派な気の感覚です。

気には、身体を温めたり、神経系の巡りを整えたり、内臓や骨格を本来の状態へ戻していくような働きもあります。

しかし、それだけではありません。

気には、精神状態を安定させる作用もあります。

だから、気を感じるというのは、必ずしも「手が熱い」「ビリビリする」ということだけではないのです。

「なんとなく落ち着いた」
「少し安心した」
「心が穏やかになった」

これも、気を感じている状態なのです。

真面目すぎる人ほど、気を感じにくくなることがある

私が気功師として活動し始めた頃、気功教室を開いて、たくさんの生徒さんと接する機会がありました。

当時、私は愛媛県の松山市に住んでいました。

松山は、土地柄として真面目な方が多い印象があります。カルチャーセンターなどで講師をしている方から話を聞いても、松山の方はしっかり話を聞き、あまり途中で質問せず、じっくり考えるように受講される方が多いという話を聞いたことがあります。

一方で、関西圏に来ると少し雰囲気が違います。

話している途中でも、

「それ、どういうことなん?」
「それはこういう意味?」

という感じで、どんどん質問が飛んでくることがあります。

もちろん、どちらが良い悪いという話ではありません。文化的な違いです。

ただ、私の気功教室に来られていた生徒さんの中で、非常に印象的なことがありました。

真面目に一生懸命学ぼうとする方も多かったのですが、その中に、少し不真面目というか、こちらが言ったことをそのまま素直に実践するというより、

「私はこう思います」
「この方がいいと思います」

という感じで、少し自己流で、ある意味“気楽”に取り組む方がいました。

ところが、その方が一番ヒーリングが上手だったのです。

教室でお互いに気を掛け合ったり、気を出し合ったり、受け合ったりすると、その方が周りから「一番上手」と言われていました。

これはとても興味深いことです。

気功の大敵はストレスである

気功において、非常に大きな妨げになるものがあります。

それが、ストレスです。

「ちゃんとやらなければ」
「正しく感じなければ」
「早く上達しなければ」
「他の人よりできるようにならなければ」

こうした思いが強くなると、心が硬くなります。

日本では、どうしても学校教育の影響もあり、真面目に勉強し、受験競争に勝ち、正解を出さなければいけないという感覚が身についている方が多いです。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。

ただ、気功においては、その真面目さがストレスとなり、逆に気を感じにくくさせることがあります。

気功を頑張ろうとする。
気を感じようとする。
身体で何かを感じなければいけないと思う。

その力みが、気の流れを滞らせてしまうのです。

一方で、少し不真面目なくらいの人は、

「感じたらラッキー」
「まあ、できなくてもいいか」
「気楽にやってみよう」

という心の状態で取り組みます。

このくらいの方が、実は気が巡りやすいのです。

「不真面目」なくらいが、気功はうまくいく

気功は、マジメに根詰めすぎるとうまくいきません。

もちろん、学ぶ姿勢は大切です。
しかし、心を硬くして、真面目になりすぎる必要はありません。

むしろ、

「別に上達しなくてもいいや」
「感じられたらラッキー」
「健康にならなくてもいいや」

極端に言えば、それくらいの感覚で臨んだ方が、結果としてすごく健康になったり、ヒーリングの力が強くなったりすることがあります。

なぜなら、力みが抜けるからです。

力みが抜けると、身体もゆるみます。
身体がゆるむと、気が巡りやすくなります。
心が穏やかになると、気を受け取りやすくなります。

だから、気功は「頑張って感じるもの」ではなく、ゆるんで気づいていくものなのです。

気を心で感じるための実践法

では、身体で無理に気を感じようとするのではなく、心で気を感じるにはどうすればよいのでしょうか。

一番簡単な方法は、日常生活の中で、

「ありがとうございます」

と心の中で念じることです。

これは、無理に感謝できないものにまで感謝しようとする必要はありません。

まずは、今すでに感謝できるものに目を向けてみてください。

今こうして生きていること。
身体が動いてくれていること。
呼吸ができていること。
今日も一日を過ごせていること。
誰かに支えられていること。

そうしたものに意識を向けながら、心の中で静かに、

「ありがとうございます」
「ありがとうございます」

と唱えてみてください。

自分の身体に向かって、

「ありがとうございます」

と伝えてもいいです。

呼吸に合わせて、自然な形で行ってみてください。

すると、少し心が落ち着いてくるはずです。

その「少し落ち着いた」という感覚こそ、すでに気を感じている状態です。

安心する、穏やかになる、それも気の感覚

気の感覚というと、どうしても派手なものを求めたくなります。

手がビリビリする。
身体が熱くなる。
目に見えるようになる。
強烈なエネルギーを感じる。

もちろん、そうした体験が起こることもあります。

しかし、最初からそこを求めすぎると、かえって気を感じにくくなります。

大切なのは、もっと繊細な変化に気づくことです。

たとえば、私の話を聞いていて、

「声を聞くと安心する」
「なんとなく落ち着く」
「心が穏やかになる」

そう感じる方もいらっしゃいます。

それも、気を感じているということです。

手が冷たくてもいいのです。
手がビリビリしなくてもいいのです。
身体のどこかに特別な感覚が起きなくてもいいのです。

心が少し穏やかになった。
安心感が出てきた。
呼吸が楽になった。

それだけで、すでに気の作用は起きています。

あなたには気功の才能がないわけではない

気を感じられないと、「自分には才能がない」と思ってしまうかもしれません。

しかし、才能の問題ではありません。

もともと人は、気を感じる力を持っています。

本来、みんな気功師の素質を持っています。

ただ、大人になるにつれて、その感覚を忘れてしまっただけです。

学校教育や社会の中で、

「正しくやらなければいけない」
「結果を出さなければいけない」
「感じなければいけない」
「証明できなければいけない」

という思い込みが強くなり、本来持っていた感覚を制限してしまっただけなのです。

だから、気を感じるために必要なのは、何か特別な才能を手に入れることではありません。

むしろ、すでにある感覚を思い出していくことです。

気を体で感じようとしなくていい

気功を学ぶときに、ぜひ覚えておいていただきたいことがあります。

それは、体で気を感じようとしなくていいということです。

もちろん、体で感じてもいいです。
手が温かくなってもいいです。
ビリビリしてもいいです。
気の流れを身体で感じてもいいです。

ただ、それだけが正解ではありません。

体で感じなければいけないと思い込むと、その思い込み自体が気の流れを滞らせてしまいます。

だからこそ、なるべく気楽に、不真面目なくらいの感覚で取り組んでみてください。

「感じよう」としすぎない。
「正解」を求めすぎない。
「できているかどうか」を気にしすぎない。

ただ、心を穏やかにして、

「ありがとうございます」

と念じてみる。

それだけで、もう気の入口は開き始めています。

気を感じるとは、心が穏やかになること

気を感じるというのは、派手な特殊能力のように見えるかもしれません。

しかし、実際にはもっと自然なものです。

心が落ち着く。
安心する。
身体がゆるむ。
呼吸が深くなる。
生きていることへの感謝が湧いてくる。

これらは、気を感じている状態です。

そして、この感覚を日常の中で少しずつ深めていくことで、やがてヒーリングや気功の感覚も開いていきます。

最初から強烈な体感を求める必要はありません。

まずは、心の変化に気づくこと。

そこから気の感覚は、自然に育っていきます。

まとめ|気を感じられない人ほど、まず心をゆるめる

気を感じられないからといって、あなたに才能がないわけではありません。

多くの場合、気を感じられない原因は、身体だけで気を感じようとしていることにあります。

手のひらがビリビリしなくても、身体が熱くならなくても、心が少し穏やかになったなら、それはもう気を感じているということです。

大切なのは、真面目になりすぎないことです。

「感じなければいけない」
「上達しなければいけない」
「正しくやらなければいけない」

という力みをゆるめて、まずは日常の中で、

「ありがとうございます」

と心の中で唱えてみてください。

感謝できるものに意識を向け、呼吸とともに心を穏やかにしていく。

その小さな安心感こそが、気の入口です。

あなたはすでに、気を感じ始めています。

あとは、その感覚を少しずつ深めていくだけです。

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