気功やヒーリングを学んで、「いつか遠隔で、離れた人を癒せるようになりたい」。そう思って練習しているのに、送ってみても効いているのかどうか、さっぱり手応えがない。「これ、意味があるのかな…」と、だんだん自信がなくなってくる。そんな経験はありませんか。
今日は、遠隔ヒーリングができる人と、できない人の分かれ道についてお話しします。先に結論を言うと、その分かれ道は、才能でも、霊感でも、特別なセンスでもありません。分かれ道はたった一つ。しかも、あなたが今している練習の「順番」を、少し変えるだけなんです。キーワードは、秘伝功の前に、養生功が9割、ということです。
遠隔ヒーリングができる人・できない人の分かれ道
気功やヒーリングは、目に見えません。だからこそ、初心者ほど、いちばん難しいことから始めてしまいます。つまり、いきなり「他人に」「遠隔で」送ろうとしてしまうんですね。
でも、相手が離れていると、効いているのかどうかが分からない。届いているのかどうか、自分が不安になってくる。しかも、フィードバックの取れない相手に送っていると、「これって意味があるのかな」と、どんどん迷走していってしまいます。
才能でも霊感でもなく、変えるのは「順番」
うまくいかないのは、あなたに才能がないからではありません。順番が逆なだけなんです。目に見えないヒーリングを、心の世界・情報空間の中だけで完結させようとして、そのなかで「上達しているかどうか」を判断してしまう。これが、いちばんもったいないつまずきです。
多くの人がつまずく、よくある間違い
よくある間違いを整理すると、だいたい次の三つに行き着きます。
- いきなり他人を、いきなり遠隔で癒そうとする(いちばん難しいことから始めている)
- うまくいかないのを「自分にはイメージ力や才能がないからだ」と思い込む
- 目に見えない世界を、頭の中・心の中だけで完結させようとする
どれも、原因は同じ一点に戻ってきます。自分の体で、気を確信できていないということです。
分かれ道は「自分に効かせられるか」——それが養生功
では、その分かれ道を、私の言葉でお伝えします。
自分自身の不調を、自分が学んだヒーリングの技術を通して、自分に働きかける。そうして自分の体で確信を持てると、「それを相手にもできる」という自信が、内側から湧いてくる。ここが分かれ道です。
「気って、本当にあるんだ」「気で自分を治せるなら、人も癒せる」。この確信、この臨場感が、遠隔ヒーリングの土台になります。そして、その土台をつくるのが養生功なんですね。
養生功で、具体的に何をするのか
養生功は、難しいものではありません。たとえば、
- ぷるぷる気功
- 自分に手を当てて、自分の体調を良くする(自己ヒーリング・自己施術)
- 生活習慣のなかでの、エネルギーマネジメント
まずは、こうして自分を整えていきます。自分の不調に、自分で手を当てる。体調が良くなる。その一つひとつが、「気は本当にある」という実感になっていきます。
一人で抱えない——練功と給脈
そして、その効果をしっかり出すためには、一人で抱えないことも大事です。養生功が上手な人と一緒に練功する。あるいは、給脈(きゅうみゃく)——師匠から弟子へ、直接気をもらう。
そうして「自分、体調が良くなったな」という経験が積み上がっていくと、そこに臨場感が湧いてきます。その臨場感が、「気は本当にある」「自分にできたなら、相手にもできる」という確信に変わっていくんですね。
だから、秘伝功——遠隔や、他の人へのヒーリング——の前に、養生功が9割なんです。自分に効かせられた人だけが、自然と、相手にも効かせられるようになります。
私自身の原点——うつと頭痛から抜けた話
私自身、うつと頭痛で引きこもっていた時期がありました。そこから抜け出すきっかけになったのが、ぷるぷる気功です。まず、自分に効いた。この体験が、私のすべての出発点でした。
自分の不調が、自分の手で楽になっていく。その手応えが、「気は本当にある」という確信になり、やがて「人を癒したい」という気持ちにつながっていったんですね。
「送った週」と「送らなかった週」で症状が動いた実話
もう一つ、実際の話をします。以前、訪問の鍼灸マッサージの仕事をしていたとき、脊柱管狭窄症の患者さんがいらっしゃいました。両足がしびれて、何分か歩くと動けなくなり、その場で座ってしまう。ひどいと、そういう症状が出る方です。
あまりに辛そうだったので、遠隔をやりました。しかも、効果があるのかどうかを確かめるために、「遠隔をやる週」と「やらない週」を分けてみたんです。週に一回しかお会いしないので、フィードバックも週に一回。施術の前日の夜に、遠隔で気を送っておく。
すると翌日、「昨日だけ、なぜか長時間歩けて、しびれなかった」と言うんですね。次の週はあえて送らなかったら、「先生、症状が戻っちゃいました」と。慌ててまた送ったら、やっぱり軽くなる。そんなことがありました。
フィードバックが取れる環境だったから、「効いている」と自分でも分かった。そして、それがそのまま自信になっていったんです。その自信の出発点も、やはり「自分にできる」という臨場感でした。
いきなり遠隔をやると、なぜ続かなくなるのか
逆に、自分が整っていない状態で、いきなり遠隔からやろうとすると、どうなるか。
効いているかどうかも分からない。届いているかどうか、自分が不安になる。そうすると自信をなくします。ましてやフィードバックの取れない相手にやっていると、「これって意味があるのかな」と迷走してしまう。結局、気功を続けるモチベーションにつながらなくなって、途中でやめてしまうんですね。
気功の上達で、いちばん大事な条件は「続けること」です。気功は、続ければ続けるほど、どんどん上手になっていきます。途中でやめてしまうから、いつまでも自分のヒーリングに自信が持てないままになる。これが、本当にもったいないんです。
まず、養生功で自分を満たす
だから、順番を変えてみてください。いきなり遠隔で、知らない誰かに送ろうとしなくていい。まずは養生功で、自分を整える。自分の不調に、自分で手を当てる。体調が良くなる。「気って、本当にあるんだ」——その確信が、自分の中に積み上がっていきます。
そこまで来た人は、もう分かれ道の“できる側”に立っています。自分に効かせられた気は、そのまま相手にも伝わっていく。それが、秘伝功の世界です。
気を操作しようとするのではなく、まず自分に効かせて、気が自然に味方してくれる自分を育てていく。そこから、あなたのヒーリングは変わっていきます。
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