気功で、誰かを楽にしてあげたい。もっと上達して、ちゃんと効かせられるようになりたい。——その一心で、「もっと力をつけなきゃ」と、一生懸命に頑張っていませんか。
先にお伝えします。なかなか上達しないのは、あなたの気の力が足りないからではありません。むしろ逆で、「力を得よう」とする、その向きそのものが、上達を止めてしまっていることがあるんです。今日は、気功は「力むほど効かない」——気は”得る”より”手放す”、というお話をします。読み終わる頃には、たぶん肩の力が、すっと抜けていると思います。
なぜ「力を得よう」とするほど、気功は効かなくなるのか
気というのは、自分の力でぐいぐい押し込むものではありません。本来は、気のほうから働いてもらうもの。ところが、「もっと力を」「もっと強く」と力んでしまうと、自分を大きく、固くしてしまう。それがかえって、気の通り道を塞いでしまうんです。
だから、頑張って力を足せば足すほど、うまくいかない。この逆説に、多くの実践者の方がつまずいています。
いい楽器を持っていても、弾き手が緊張していたら音は出ない
たとえで考えてみましょう。
どんなに素晴らしい楽器を持っていても、弾く人がガチガチに緊張していたら、正しい鍵盤を押すこともできないし、正しい強さで弾くこともできません。弦楽器もそうです。弦を強く張りすぎれば、音は高くなりすぎる。緩みすぎれば、音は低くなりすぎる。ちょうどいい塩梅でバランスが取れているからこそ、弦から、いい音が紡がれていくんですね。
気も、まったく同じなんです。せっかくいい楽器(気)を持っていても、弾き手であるあなた自身が力んでいたら、いい音は出ない。上達の鍵は、「もっと強く弾く」ことではなく、「自分の緊張をほどく」ことのほうにあります。
要るのは「力」ではなく「塩梅(バランス)」
ここが、上達する人とそうでない人の分かれ道です。うまくいかないとき、多くの人は「力が足りないんだ」と思って、さらに力を足そうとします。でも、本当に必要なのは、力ではなく塩梅——ちょうどいいバランスなんです。
張りすぎず、緩みすぎず。自分を整えて、澄んだ状態に戻す。そうすると、特別に頑張らなくても、気は自然と通っていきます。「足す」のをやめて、「整える」に切り替える。これが、遠回りに見えて、いちばんの近道です。
上達の秘訣は”養生功”にある——自分を整えることが、人を癒す力になる
では、その「塩梅」は、どこで身につけるのか。——それが、養生功、つまり自分自身を整えることなんです。
人を癒す秘伝功の前に、まず自分を丁寧に整える養生功がある。順番が逆に見えるかもしれませんが、実はこの「自分を整える」ことこそが、人を癒す力の土台になっていきます。だから私は、養生功が9割、とお伝えしているんですね。
膝の痛みが取れた、頭痛が取れた——その実感が「確信」に変わる
なぜ、自分を整えることが人を癒す力になるのか。それは、こういう順番で育っていくからです。
まず、養生功や自己ヒーリングで、自分の膝の痛みが取れた、頭痛が取れた、という経験をします。すると、「ああ、本当に、気で人の症状を緩和することができるんだ」という、確信・自信が生まれてくる。この実感は、頭で理解した知識とは、まったく重みが違います。自分の体で、確かに起きたことだからです。
その小さな確信が、一つ、また一つと積み重なっていく。これが、上達の本当のエンジンなんです。
「自分だけのものにしておくのはもったいない」——それが秘伝功の出発点
自分の中で確信が積み重なってくると、心が、自然とこう動き出します。——「これを、自分だけのものにしておくのは、もったいない」。
そうなると、知らない人でも、ちょっと具合が悪そうな人を見かけると、「秘伝功で、良くしてあげたいな」という気持ちのほうが、いい意味で先走って、自然と動くようになるんです。ここが、秘伝功の出発点。誰かに言われて始めるのではなく、自分の内側から湧いてくる。だから続くし、だから伸びていきます。
養生功で自分を整える→実感が確信になる→人に向けたくなる→自然と秘伝功が上達する。この流れの、いちばん最初のドミノが、「自分を整える」ことなんですね。
なぜ、多くの人が練習の手前で立ち止まってしまうのか
とはいえ、正直にお伝えすると、練習しなければ上達はしません。これは、どんな習い事とも同じです。
ところが、多くの人が、その練習の手前で立ち止まってしまう。なぜでしょうか。——それは、気に対して、確信が持てていないからなんです。「本当に効いているのかな」「気のせいじゃないかな」。その疑いがあるうちは、どうしても一歩が踏み出せない。
その確信のなさを、内側からぶち壊してくれるのが、さっきの「自分を整える力を、自分の体で実感していく」ことなんです。理屈で「効くはずだ」と言い聞かせるのではなく、自分の痛みが取れる、という揺るぎない事実を積み重ねる。これを続けていくと、気への確信が育ち、秘伝功は自然と上達していきます。
今日からできる一歩——言葉を使って「緩める・手放す」練習
では、その「整える・緩める」を、今日からどう練習すればいいか。おすすめは、言葉を使う方法です。言葉を使うと、とても練習しやすいんです。一緒にやってみましょう。
まず、息を吐きながら、肩を緩めながら、心の中でこう唱えます。
「緩みます、緩みます、緩みます」
次に、また息を吐きながら、体を緩ませながら、こう唱えます。
「手放します、手放します、手放します」
コツは、言葉を唱えると同時に、体の感覚のほうにも意識を向けることです。「緩みます」と言いながら、実際に肩がすとんと落ちていく感じ。「手放します」と言いながら、体の力が抜けていく感じ。その感覚を、丁寧に味わってください。
言葉を使うと、意識が自分の内側に向きやすくなります。そして意識が内側に向くと、自分の内側に気が保たれるので、元気になりやすいですし、緩みやすくもなってきます。力んでいる自分に気づいたら、それでいいんです。気づいて、緩めて、あとは笑顔で、信じてやる。それだけで、十分です。
気功の上達は、足し算ではなく引き算
まとめます。
気功の上達は、足し算ではなく、引き算なんです。力を「得よう、得よう」とするほど、いい楽器を持っていても、いい音は出ない。まず自分を整える。緩めて、手放して、塩梅を取り戻す。そうやって自分が澄んでいくほど、気は、自然と通っていきます。
人を癒す前に、まず自分から。焦らなくて、大丈夫です。一歩ずつ、自分を整えていけば、秘伝功は、あとから自然についてきます。
なぜ、この”力み”は一人では抜けにくいのか
最後に、正直にお伝えしておきたいことがあります。この「知らないうちに力んでしまう癖」は、一人だと、どうしても気づきにくいものなんです。
というのも、自分が今どこで力んでいるかは、力んでいる本人には、なかなか見えません。「ちゃんと緩めているつもり」でも、外から観ると、肩に、呼吸に、意識に、力みが残っている。その”つもり”と”実際”のズレは、他の人の視点が加わって、はじめて見えてきます。
独学というのは、詰まるところ、どうしても習得しきれない部分が残ります。だからこそ、「今、正しく緩んだ状態でできているか」を、いったん外から観てもらう時間が、大きな意味を持つんですね。力を得るのではなく、力を手放す。その感覚が体に入ると、あなたの気功も、暮らしも、少しずつ軽くなっていきます。
「手放すと、気が通る」を、体で確かめてみませんか
この「力むのをやめて、手放す」という感覚は、文章や動画だけでは、どうしても掴みにくいものです。だからこそ、いま、無料の体験セッションをご用意しています。
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才能はいりません。気功が初めての方でも大丈夫です。頑張って力を足してきたけれど、なかなか上達を実感できない方。「人を癒す前に、まず自分を整える」を、体から始めてみたい方は、ぜひお越しください。
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