生きるということは、出してから取り入れること

生命は、
常にとどまることなく動き続け、

死が訪れるまではその絶え間ない変化に終わりません。
分子生物学者の福岡伸一先生は、
「生命とは動的平衡である」
ということを主張されています。

これは、
ダイナミックに動き続けながらも、

今という現状を維持しているということです。
生命が生き続けるために、
必死にこの世界に留まろうとするのです。

常に現状を維持しようとする生命

これを生理学用語ではホメオスタシスと言いますが、
生命を一言で表すとホメオスタシスという一言につきます。
生命が息絶えるまで続くプロセスです。

例えば、
病気になったときにもホメオスタシスは働いています。
病気のときの代表的な症状といえば疼痛、
即ち痛みでしょう。

疼痛を悪いものと考え、
現代医学では鎮痛剤や抗炎症薬を使って疼痛をコントロールしていますが、
生物学的観点からすると、
この行いは全くもってナンセンスと言わざるを得ません。

生命は生き永らえるために最適な、
いわゆる健康な状態をホメオスタシスの働きによって維持しています。

病気とは、
健康でバランスのとれた状態から、
ちょっと逸脱したアンバランスな状態といえます。

このアンバランスを解消しようとホメオスタシスが働きます。
このホメオスタシスの働きによって、
元の自分に戻ろう、
引き戻そうとするエネルギーが生じた時に発生する現象が「症状」なのです。

症状とは、生きるチカラ

つまり、
正常な生命の働きが「症状」であり、
正しい身体の声であると言えます。

せっかく体が生きながらえようと症状を起こしているのに、
その症状を抑えてしまうことは、
ホメオスタシス、
すなわち生きようとする力を抑えてしまうことなのです。

風邪をひいたり、
熱を出した時に病院へ行き、

医者に処方箋を出してもらうという当たり前の行為は、
あなたの生きる力を低下させています。
病院へ行くなと言っているわけではありません。
他にも選択肢があることを知ってもらいたいのです。

身体が正しい状態であるにも関わらず、
あえてその正しい状態を維持させまいと、
薬で抑えつけてしまっているのが現代医療の現場でなされていることなのです。

・下痢嘔吐
・発熱
・くしゃみ
・鼻水
・咳
・耳垂れ

これらの症状は、
全て身体が治そうと自然治癒力を働かせるために起きている現象なのです。

これらの症状を無視して、
薬で抑えてしまうといつまで経っても生命力は上がりません。

究極の気功師は、赤ちゃん

ここで少し考えてみましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんは何をしますか?

泣きますよね?

泣くということはすなわち、
肺にたまった羊水を出すということです。
肺にたまった水を出さないと呼吸ができないのです。
今まではお母さんのお腹の中だったから大丈夫でしたが、
生命として生きていくためには、
自分で呼吸していかなければなりません。

生まれたばかりの赤ちゃんが泣かなかったら大変ですよね?
助産師さんは大慌てかもしれません。

ここで大事なことは、
生きるためには出すということ。
出してから取り入れるということ。
このことをしっかりと理解しておいてください。

出してから取り入れる。

出さずに詰まっているということは危ない状態なのです。
だから赤ちゃんは、
生まれたら一生懸命
大きな産声をあげるのです。
これが生きるということです。

大人も一緒ですよ。
症状を出して元気になる。

・熱を出す
・汗を出す
・くしゃみをする
・咳をする
・下痢をする

出すことで赤ちゃんも生きようとしているのです。

症状に感謝しよう

これを薬で止めちゃいけないことはもうお分かりですよね?

辛い症状が起きた時は、
ホメオスタシスの力によって自然治癒力が働いている事に感謝の気持ちを持ちましょう。
そして気功で日頃から巡りをよくしておけば、
これらの症状で悩むこともありません。

身体の声を素直に聞いてあげて休憩すればいい、
それだけの事です。

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