【保存版】気功初心者でも相手の痛みが取れるようになる5ステップ

いつもありがとうございます。
Sun気功ヒーリングスクールの坂本です。

この記事では、

「気功はまだ初心者だけど、家族や身近な人の痛みを少しでも楽にしてあげたい」

という方に向けて、気功初心者でも相手の痛みが取れるようになる5ステップを、できるだけ分かりやすく整理してお伝えします。

ポイントは、

「こちらの技術」ではなく「相手の健康管理能力(セルフメンテナンス力)」を引き出す

ということ。

この視点を押さえるだけで、
・痛みが一時的にしか良くならない
・何度施術してもすぐぶり返す

といった“堂々巡り”から抜け出すヒントになります。

なぜ、病院に通っても「痛みが戻ってしまう」のか?

病院に行って薬を飲むと、その場では痛みが軽くなる。
でも、しばらくするとまた痛み出す——。

そんな経験をされている方は、とても多いと思います。

ここで大事なのは、

「薬や手術が悪い」のではなく、根本の仕組みを忘れている

ということです。

西洋医学も東洋医学も、「病気が治るメカニズム」そのものは実は同じです。

痛み止めや手術 → 症状を一時的に抑えているあいだに、
患者さん自身の自然治癒力が働いて回復している

という構造は共通しています。

ところが現代は、

  • 患者さん自身も

  • 施術者・医療者側も

この「自然治癒力+セルフメンテナンス」という本質的な仕組みを、つい忘れがちです。

その結果、

「どれだけすごい名医・凄腕の気功師に診てもらっても、本人の健康管理能力が上がらない限り、また病院に戻ってくる」

という、本末転倒な状態に陥ってしまいます。

痛みが本当に治る人の共通点

そのキーワードはというと、

健康管理能力(セルフメンテナンス力)です。

これは難しい概念ではなく、シンプルに言えば

「自分の自然治癒力を高めるために、日常でどんな行動を選択できているか」

という力です。

  • 体を冷やさないようにしているか

  • 無理な働き方を続けていないか

  • ストレスの解消法を持っているか

  • 運動・睡眠・食事を、自分なりに調整できているか

など、一つひとつは小さいけれど、積み重ねることで大きな差を生む“習慣の力”とも言えます。

心理学の世界では、これを自己効力感(エフィカシー)と呼びます。

「自分には、自分の健康を管理できる能力がある」という感覚が高い人ほど、病気からの回復が早いことが、多くの研究や臨床で分かっています。

気功初心者でもできる「痛みを取る5ステップ」

ここからが本題です。

「プロの気功師でなくてもできる、5つのステップ」

を整理してお伝えします。

STEP1:事前に「自分の気の巡り」を改善しておく

まず最初にやるべきことは、相手を整える前に、自分の気の巡りを整えることです。

東洋医学でいう「健康」とは、

  • 気血の巡りが良い

  • 気血が十分に満ちている

状態のこと。

自分のホメオスタシス(恒常性)がしっかり働き、
病気から健康へ戻る力が強い状態を先につくります。

「自分を整えることが、どうして相手の痛みと関係するのか?」
と思われるかもしれませんが、ここには

  • ミラーニューロン(共感の神経回路)

  • 気の共鳴・同調

といった、人間の“似た状態に同調してしまう”性質が働きます。

元気な人のそばにいると、こっちも元気になる
明るく笑う人を見るとつられて笑ってしまう

こういった日常的な現象は、
東洋医学の世界ではまさに「気の影響」として扱われます。

だからこそ、施術者・気功をする側は

  • 日頃から養生功(自分を整える気功)を続ける

  • 自分自身の気の巡りを良くしておく

ことが大前提になります。

「自分の気を良く整えておくことが、相手への最高のプレゼントになる」

こう捉えていただくと良いと思います。

STEP2:自己ヒーリングで「自分の痛み」を取る体験をする

2つ目のステップは、

まずは自分自身の痛み・不調を、気功で楽にした体験を持つ

ことです。

  • 頭痛

  • 肩こり

  • なんとなくのだるさ
    など、どんな小さな不調でも構いません。

自分の体で、

「痛みが出てきた → 気を巡らせる → 楽になっていく」

というサイクルを何度も体験しておくと、

  • 「そうか、こういう感覚で気が動くのか」

  • 「このくらいの時間で変化が出るな」

という“コツ”が身体感覚として蓄積されていきます。

この体験こそが、

「自分が人の痛みを取れる」という臨場感や自信

につながります。

逆に言えば、

自分の痛みを気で癒した経験が少ないまま、
いきなり他人の痛みに向き合おうとしても、

施術者の側に

  • 「本当に変わるのかな?」

  • 「うまくできなかったらどうしよう」

といった迷いが残りやすく、
それがそのまま気の滞りとして相手にも伝わってしまいます。

STEP3:主訴だけでなく「随伴症状」と「寛解因子」を聞き出す

いよいよ、相手の痛みと向き合うステージです。

多くの人は「主訴(いちばんつらい症状)」だけを何とかしようとします。

  • 「リウマチなんです」

  • 「膝が痛いんです」

  • 「ガンの後の頭痛がつらいんです」

しかし、東洋医学の視点では、

その痛みは“体質”が表に出てきたサイン

に過ぎません。

そこで大事になるのが、

  1. 随伴症状(主訴以外に出ている症状)

  2. 寛解因子(痛み・症状が一時的に楽になっている要因や時間帯)

を丁寧に聞き出すことです。

たとえばリウマチであれば、

  • 痛み以外に、冷えは強くないか?

  • お腹を下しやすいか?

  • 首・肩こりはどうか?

  • どんなときに、少し楽になるか?(温めたとき・動かしたとき etc.)

などを、一緒に探っていきます。

ここで重要なのは、

本人が「痛みが楽になる瞬間」に気づいていない場合が多い

ということです。

そのため、
「どんなタイミングだと少しマシになりますか?」
「どんな姿勢だと楽ですか?」
「温めるとどうですか?」

など、時間をかけて一緒に思い出していきます。

すると、相手の中に

「あ、こうすると少し楽になるんだ」
「完全にコントロール不能だと思っていたけど、ゼロではないのかも」

という気づきが生まれます。

この瞬間こそが、

健康管理能力(自己効力感/エフィカシー)がグッと上がるポイント

であり、
すでにヒーリングが始まっている瞬間でもあります。

気功がまったくできなくても、
この「聞き出し」を丁寧に行うだけで、
相手の自然治癒力のスイッチを押している
と言ってよいくらいです。

STEP4:日頃からコミュニケーションを深め、信頼関係を築く

随伴症状や寛解因子を聞き出すには、

「そもそも、話を聞いてもらえる関係性」があるかどうか

が非常に重要です。

  • 普段からよく話をしている家族や友人

  • 信頼している施術者や先生

であれば、心の内を打ち明けやすいですが、
まったく知らない人から

「瞑想や気功やると痛み取れますよ」

と言われても、正直なところ警戒されるだけです。

コミュニケーションの世界では、

「情報がある→コミュニケーションできる」のではなく

「コミュニケーションができている→情報が伝わる」

と言われます。

ですから、

  • 日頃から相手の日常の話を聞いているか

  • こちらも自分のことをオープンに話せているか

  • 困ったときに「相談してもいい」と思ってもらえているか

こうした“土台づくり”そのものが、すでに気の交流でありヒーリングの準備です。

信頼関係があるからこそ、
気功やプルプル体操・瞑想といった新しい提案も、すっと受け入れてもらえる

この順番を、どうか大切にしてください。

STEP5:相手に触れた状態で「笑顔とリラックス」を心がける

最後が、いわゆる“気功施術”のパートです。

やり方は、とてもシンプルです。

  1. 相手が痛みを感じている部位(肩・腰・お腹など)に、
    そっと手を触れる(最初は触れたほうが安心しやすい)

  2. 自分の体は、笑顔とリラックスを意識して気を巡らせる

  3. 「ありがたいなぁ」「命って素晴らしいなぁ」など、
    感謝や喜びの言葉を心の中で唱える

ポイントは、

「気を送ろう!」と力むのではなく、
自分の気の巡りが良い状態で、相手に寄り添うこと

です。

東洋医学では「心(しん)」という臓が、
五臓全体を統括すると考えます。

  • 笑顔になる

  • 喜び・感謝を感じる

ことで、この「心」が整い、全身の気血の巡りが整ってくるとされます。

施術者側が

  • 笑顔で

  • リラックスして

  • 「この人は自分の健康を取り戻せる人だ」と本気で信じている

この状態そのものが、
非言語レベルの強力なヒーリングになっています。

プルプル体操や養生功を日々続けている人ほど、
この「笑顔+リラックス状態」への入りやすさが格段に上がり、
結果として「痛みがスッと軽くなる場面」が増えていきます。

東洋医学から見た「本当の予防医学」とは?

現代日本では、医療費が右肩上がりに増え続けています。
検査機器や手術技術は進歩しましたが、

「健康寿命」や「セルフメンテナンス力」を高める仕組み

は、十分とは言えません。

東洋医学が古くから大切にしてきたのは、

「病気を早く見つける」よりも「病気にならない体質を育てる」

という予防の発想です。

そのために、

  • 気功や養生功

  • ヨガ・瞑想

  • 日本の仏教・神道的なものの見方

  • 古武術・日本武道の体の使い方

といった“身体と意識の使い方”が、
医療と日常生活の両方に溶け込んでいた時代もありました。

これからの時代、本当に求められるのは、

「検査の早期化」だけではなく、一人ひとりのセルフメンテナンス力を引き上げる啓蒙

だと思っています。

そして、その一つの具体的な方法として、
気功・瞑想・コーチング・東洋哲学が組み合わさった体系が、大きな役割を果たせると確信しています。

まとめ:痛みを取る本質は「技術」ではない

古典では、「医は仁術」

という言葉があります。

  • どれだけ高いスキルを持っているか
    よりも

  • どれだけ相手の不安を取り除き、安心を与えられるか

が医療の本質である、という教えです。

この記事で紹介した5ステップは、まさに

  1. 自分の気を整える(養生)

  2. 自分の痛みを取る体験を持つ(自己ヒーリング)

  3. 随伴症状・寛解因子を丁寧に聞き出す

  4. 日頃から信頼関係を育む

  5. 触れながら、笑顔とリラックスで寄り添う

という、「人としてどう関わるか」という仁術の実践プロセスでもあります。

技術はもちろん大切。ですが、それ以上に大切なのは、

「相手のセルフメンテナンス力を信じ、引き出そうとする心」

です。

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