「常識」という言葉はその人にとって「当たり前」である事を意味します。
「当たり前」は日頃から無意識に行っている習慣によって作られていきます。
それは行動であったり、
思考のクセであったり、
身体的には姿勢や身体の動かし方などです。
常識を疑ってみる
運転を例にとるとわかりやすいと思います。
教習所に入りたての頃は運転する事は「当たり前」ではありません。
安全確認、
サイドミラーやバックミラー、
サイドブレーキ、
エンジン、
ブレーキ、
アクセルなど、
最初は一つ一つ意識にあげながら操作していくだけで、
脳がパンクしてしまいそうになるくらい、
「当たり前」に行える事など一つもなかったはずです。
そして晴れて学校を卒業し、
免許をとって一年もたてば、
さほど苦労せずに無意識に運転できています。
脳がパンクするどころか、
眠気があっても、
助手席から友人が話しかけてきても普通に運転できるはずです。
つまりは運転する事が「当たり前」になっているのです。
しかし、
一度「当たり前」になったものをもう一度刷り込み直すのはそう簡単な事ではありません。
よく免許とりたてから1年以内に事故をおこした人は、
また来年も事故を起こす事が多いと言われています。
理由は簡単です。
それは事故を起こす運転の仕方が「当たり前」になっているからであり、
事故を起こす運転の仕方を、
安全な運転の仕方に刷り込み直すのが簡単ではないからです。
自分にとっての新しい常識を再構築する
一度折ってしまった折り紙のシワは、
そう簡単には戻りません。
しかし、
一度折ってしまった折り紙をもとの一枚の紙に戻し、
新しい何かを再創造することはできます。
気功とはなんですかと言われれば、
「意識のコントロール」です。
意識次第で安全運転は可能なのです。
例えば後部座席に生まれたばかりの自分の子供を乗せているとします。
これは安全運転しか出来ませんよね。
人間は必要に迫られるとそうせざるを得ない性質があります。
そうやって意識をコントロールしていけばいいのです。
つまりは、
目標やゴール、
目的を自分で設定することから始まります。
車を安全運転しなければ達成できないような目標を設定するのです。
健康についてはどうでしょうか。
これも同じです。
健康を「当たり前」にするには、
健康である必要に迫られる環境を自ら作り出せばいいのです。
先程言った、
目的やゴールを設定するということです。
もっといえば、
「健康な身体になって私は何をしようか？」を考える事です。
健康な身体が前提として本当にやりたい事をとことんやっていくと、
無意識が勝手に健康になる情報をキャッチしてくれます。
目的を達成するためには、
健康な体を手に入れなければなりません。
身体の調子が悪い時は、
こんなの自分らしくない、
と無意識が勝手に健康な身体に戻してくれます。
あなたは健康な身体になって何をしたいですか？
