人間は季節が変わったり、
気温が変化したりすると、
生命をより生きながらえさせようと適応を始めます。
汗をかいたり、
息が荒くなったり、
体を震わせたり、
様々な体の反応が起きます。
これを生理学用語ではホメオスタシス(恒常性維持機能)と言います。
病気になった時には様々な症状が体に起きます。
水分代謝の低下、
血流の低下や気の滞り、
気分が塞がりがちになり、
エネルギーの停滞が起こりやすく、
体調がくずれたかのような状態になりますが、
この状態が外部環境へ適応する正しい状態なので不安になる必要はありません。
すごく大事なことすぎるのでやっぱりもう一度言います。
症状とは、
外部環境に適応する正しい状態なので不安になる必要はありません。
あなたに代わって、
あなたに備わっている生命力が一生懸命働いているのです。
ですから、
症状を抑えるということは、
あなたの生命力を弱めてしまう行為であるということをしっかりと知っておいてください。
長寿遺伝子をオンにする方法!
ではどうすれば良いのか?
ここで一つの養生法をお伝えします。
それは1日1食です。
1日1食の目的は、
消化に使うエネルギーを、
治癒に使うエネルギーとして回してあげましょう、
というコンセプトなのです。
1日3食を食べると、
フルマラソン42.195キロを完走するために必要なエネルギーを消費してしまうと言われています。
すごくないですか?笑
すごいと思うと同時に、
なんてエネルギーの無駄遣いなのだろうと思ってしまいます。
「食べなきゃ仕事をする体力が持たない!」
という1日3食を続けてきている方は、
いきなり1日1食は辛いと思います。
そんな方は1日2食からでも始めてみてはいかがでしょうか。
1日2食で実践してみてほしいことは、
朝食を食べないことです。
朝食は「break fast」、
つまり「断食(fasting)をやめる(break)」という意味です。
朝食を摂るということは、
断食を中断するという意味です。
朝食を摂らなければ、
あなたは断食中ですよということです。
朝食を抜くという生活だけでプチ断食が実践できてしまいます。
朝食を抜くというメリットは、
夜ご飯から次の日の昼食まで内臓を休めることができ、
身体の毒素を排出し、
デトックスできるところにあります。
朝起きると口の中が臭いのは、
デトックスがはじまってる証拠です。
1日1食であれば、
そのデトックス時間が長くなりますから、
当然、細胞の不要な毒素をたくさん排出し、
みるみる細胞が若返っていきます。
ストイックに断食するのではなく、生命への感謝という目的も忘れずに
私は、
実は1日3食の大食らいでした。
1日2食から始めて、
今では1日1食の生活です。
でも付き合いとかあると2食食べる時もあります。
腹八分で1日3食もいいですが、
1日1食にして「腹減ったな~」と空腹感を感じる生活のほうが身体の調子が良いようです。
当たり前かもしれませんが、
お腹が空いた時に食事を取ればいいのに、
私たちはお腹が空いてもいないのにとりあえず食べておこうとします。
習慣的に1日3食が世間では「アタリマエ」となっていますからね。
先程1日3食は、
フルマラソンを完走するエネルギーを消化のエネルギーとして使っていると述べました。
身体が疲れているのに食事を摂るという行為は余計に身体を疲れさせてしまうということです。
食べなくても、
生命には生きる力が備わっています。
そのチカラに感謝しましょう。
食事の時にいただきます、
と私たちは食べ物に感謝します。
この行為はとても素晴らしいことだと思います。
しかし、
それと同時に意識したいのは、
食事の時以外も感謝すべきだと思うのです。
食べていない時にも、
あなたのイノチは生きています。
どうか生かされているという感謝を忘れないようにしてください。