人間関係を何となく上手くやりこなしてはいるけど、もっと親密な関係を気づいていきたい。あるいはビジネスマンの方ならもっと顧客の方に喜んでもらいたい。
たとえ社交的であっても、対人関係が苦手だ、という人であっても、人間関係を良好に保ちさらには強力な味方まで作ることができます。
こんかいの内容の理解の深さによっては、敵までを巻き込んで味方にすることができるひとも出てくるかもしれません。それぐらい強烈な内容が含まれています。
人間観系の基本的な原則をおさえていただければと思います。
それは「相手のゴールを知ろうとする姿勢」です。
自己有用感を満たしてくれる人は好かれる
自己有用感という言葉があります。
「自分って人の役に立ってるな」「頼られるなんてなんか照れる」「そんなに私のこと知りたいの?」
そんなことを思ったことはありませんか?
それはあなたの自己有用感が満たされた時です。そして自己有用感を満たしてくれた人を好きになったはずです。そうではありませんか?
恋愛という枠組みで言えば、おそらくあなたの自己有用感を満たしてくれた人を好きになっているはずです。
人は自分を必要としてくれる人に好意を抱きやすい生き物です。お母さんだったらお子さんは必ずお母さんを必要としますから、子供にたいして好意が芽生えるのは当たり前なのです。それはお子さんがあなたの自己有用感を満たしてくれているということが言えるわけです。
ですから人間関係を良好に保ちたいなら、自分の自己有用感は少し脇に置いて、相手の自己有用感を先に満たしてあげればいいわけです。
いや日本語わかってないでしょ?
アメリカインディアンの教えには「よく聞く」という教えがあります。これは人の話だけでなく、自然の声、大地の声、風の声、ありとあらゆる万物のスピリットの声を「よく聞く」ということです。
知り合いの気功師さんから聞いた話ですが、とある日本人の方がアメリカインディアンのところに尋ねると、現地のインディアンの方々はもちろん日本語がわかりません。にも関わらず、めちゃめちゃ話を聞いてくれた、というのです。仲良くなったのはいうまでもありません。
アメリカインディアンはこの日本人の自己有用感を満たしてあげたわけです。(多分そんな意識すらなかったと思いますが)
言葉だけでなく、非言語コミュニケーションでも相手の自己有用感をみたすことは可能なのです。
気功治療も非言語コミュニケーション
私の専門でもある医療気功ももちろん非言語コミュニケーションです。相手のために五感すべてを総動員します。相手のために自分の生命時間を削るのです。
それが非言語として伝わると、当然ですが信頼関係が築けます。気の世界は嘘がつけないので、本気で相手のことを思いやることが気功の基本です。
生徒さんに婦人科疾患の方がいます。その方を一所懸命に気功治療していると、生徒さんも日常生活の習慣に気をつけ始めます。食事のこと、働き方のこと、今後の将来設計など、いままで真剣に考えてこなかったことを、自分で進んで考えるようになるのです。協力的になってくる、ともいえます。
相手の自己有用感を満たしてあげると、今度は相手が協力的になってくるのです。おそらくなにかしら生活習慣をアドバイスすると実践してくれるでしょう。
色々と置き換えて考えてみてください。
ビジネスの商談だったら?恋愛だったら?教祖様と信者だったら?
新興宗教にはまってしまう人の心理状態が少し垣間見えてきたのではないでしょうか?
もちろん悪用は厳禁ですが、相手が心から望んでいるゴールを知って、その方向に上手に導いてあげる方法としては1つの強力なスキルになります。
相手に興味を持つということが大前提です。この興味を持つということもかなりエネルギーをつかいますよね。
人間関係に使うエネルギーは気功のスキルを磨くことでかなり充電されます。コントロールもできるようになります。そしてそのエネルギーを使って十分に人間関係を良好に築いていくことが可能なのです。
気功は健康法だけに役立つものではないのです。
相手にとってのリーダーたれ!
「相手のゴールを知ろうとする」姿勢が実は、相手の自己有用感を満たしていることが理解できたと思います。
あなたの知らないところ、見えないところで実はたくさん利用されていたのです。人間関係が上手な人はこの相手の自己有用感を満たすポイントを熟知しています。
なぜそれがわかるかといえば、相手に興味があるからです。そのためにエネルギーを使っています。
- 相手を思いやる
- 丁寧にニーズを知ろうとする
ごく当たり前のことなんですが、人間関係をより良好にしていくためには必要な原理原則です。
ついつい忘れてしまいがちですが、人と接する時に思い出して実践してみてください。
数ヶ月もしないうちにあなたにたいする周りの評価は劇的に変わっています。頼られるようになります。喜ばれる存在へと進化しています。
その時あなた自身の自己有用感も満たされているでしょう!