何度呼吸法や瞑想を実践しても、息が苦しくて実践できない、という経験はありませんか?
呼吸法の実践がうまくできない原因の一つに姿勢というものがあります。
この姿勢についても取り上げていきます。
今回の内容を抑えていただければ、どんな呼吸法もしっかりとマスターできるようになります。
そして呼吸が苦しくてうまく座禅できなかった人であっても、今よりも長い時間
心穏やかに楽しく座禅やマインドフルネスも実践することができるようになり、心身の健康を獲得することができるようになります。
それでは早速本題に入りましょう。
呼吸云々の前に日常生活の姿勢をチェックしてみる
呼吸法の実践で多くの人が見落としているある前提が存在します。それは姿勢です。
いくら呼吸法を実践しても深呼吸できなかったり、呼吸が苦しく感じたりする方は、まず正しい呼吸ができるための体の準備が整っていないケースが多く見られます。
パソコンや携帯の見過ぎで姿勢が悪くなる
現代人はPC画面や携帯をみる時間が多くなっています。「視る」という行為は対象に意識を向けることです。
この対象に意識を向けると身体は意識を向けた対象に向かって無意識に引き寄せられます。集中してこの文章を読もうとしている人は頭が画面に引き寄せられているはずです。
子供はいい姿勢のお手本
人間の頭はボウリングぐらいの重たさがあるということを聞いたことがありますか?
そんな重たい頭を脊椎や筋肉が支えています。ですから背骨に対して少しでも前や後ろに頭がバランスを崩してしまうと、それにつられて首や肩が凝ってきます。大人になると頭の重たさをあまり意識しなくなってきます。
ですが子供は体の大きさに比べて頭が大きいので、無意識に体に負担のかからない位置に頭を保持しています。私は温泉などに行って子供の姿勢を観察してその素晴らしいバランス感覚を賞賛しています。
温泉に行く機会がありましたらぜひ怪しまれない程度に観察して見てください。
姿勢が正しいと放っておいても呼吸は深くなる
つまり正しい姿勢が正しい呼吸法を実現する必要条件となるのです。ですので呼吸法を実践する前に姿勢を作り上げて行くという作業が必要になるということです。
それでは実際に正しい姿勢と呼吸法が身につく具体的な対処法を紹介していきます。
正しい呼吸と姿勢が身につく対処法と気功法
心も体もしっかりリラックスするための姿勢というのは、何も気功を実践しなくても様々な方法がありますが、あなたが日常生活で簡単に実践できる方法を3項目紹介いたします。
参考にしてみてください。
①ぷるぷる気功
ぷるぷる気功とは体を微振動させる気功法で、体の骨格のズレや内臓なども正常な位置に戻してくれる作用もあります。体幹全てを揺さぶるようにして行うとより姿勢が改善されていきます。
②座禅をやめて歩く
姿勢が整っていない状態での座禅したり呼吸法を実践するとうまくいかないことは説明しました。ですので歩いてみましょう。
目標は一万歩です。一万歩も続けて歩くには楽な姿勢のままでないとしんどくなっていきます。最初はどうしてもしんどいかもしれませんが、人間の体はよくできていて、長時間歩くために徐々に良い姿勢で歩くように脳が体に指令するようになります。
座るよりかは歩く方が姿勢は整いやすいのでやってみることをお勧めいたします。
③歩きながら逆腹式呼吸法を実践してみる
ただ歩くだけでも十分呼吸が深くなるための体に整えて行くことができるのですが、どうしても呼吸法を実践してみたい人もいるかと思います。
そういう方には歩きながらの呼吸法をお勧めします。その呼吸法とは逆腹式呼吸法です。
息を吸うときにお腹のみぞおちから下腹部までできるだけ広い面積で感覚を感じながら凹ませます。すると自然と背筋が伸びて頭が天井に向かって伸び上がるように息が吸えるはずです。
あとは息を吐きながら凹ませたお腹を元に戻すということをやると、簡単に逆腹式呼吸法が実践できます。
今まで座った状態でうまくできなかった人でも簡単にできるようになりますので、歩きながらの逆腹式呼吸法はお勧めです。
これでバッチリ、どんな呼吸法も上手に実践できる下準備が出来上がります。あなたの好きな呼吸法や座禅を実践して心穏やかな日々が遅れますことを願っています。