五禽戯の実際について説明していきます。
五禽戯の大まかな概要については、
役者は気功師!〜五禽戲からわかる、役を生きる事の大切さ〜
の記事で紹介しているので一度ご一読ください。
また読むのがめんどくさい方のためにポイントだけまとめておきます。
五禽戯のメリットとしては、
・体力がつく
・子供からお年寄りまで無理なく練習できる
・楽しみながら健康になれる
・自然と腹式呼吸が出来る
・活動しながら緩む感覚がつかめる
・五臓をバランスよく整えることができる
etc、、、
メリットだらけで枚挙に暇がありません。
そして五禽戯の内容は、
実際に五禽戯ができる人に直接教えてもらった方が早いのですが、
少しでも内容を知っておきたいという方のために動画を用意いたしました。
今回の動画では、
〜五禽戯その1〜(動画付き)で紹介した⑴〜⑸の動物の動きの続きで、
⑹食べ物を探す虎
⑺首を縮める鹿
⑻果物を摘む猿
⑼体をくねらせる熊
(10)まっすぐ飛ぶ鶴
の動作を紹介します。
まずは動画を御覧ください。
⑹ 食べ物を探す虎
① 左足を前に出しながら、右手を大きく振りかぶって前方にある獲物を鷲掴みする。左手も鷲掴みの形で後方へ伸ばす。この時右かかとを見る。
② 右手は大きなネジを左回りに返すように手首を返す(獲物を持ち上げる)。同時に左手も右回りにネジを回すように手首を返す。目線は獲物を見つめる感じ。
⑺ 首を引っ込める鹿
① 左足をしのび足のように進め(虚歩)、右手は拝むように胸の前に持ってくる。左手は拳の形で腰に持ってくる。歩みと同時に首をすくめへそを引っ込め背中を丸める。
② 足を踏み出したら、すくめた首を素早く戻し、お腹を突き出すようにして胸を張る。
⑻ 果物を摘む猿
① 左手で藪を掻き分けるようにして脇のところに持ってくる。同時に左足も引っ込め藪の中の果物を見ようとする仕草をする
② 左足を左斜め前に着地させ、しゃがみながら右手で果物を掴む。
③ そのまま果物を目の前に持ってきて、体を反らせながら3回瞬き(瞬眼)する。
⑼ 体をくねらせる熊
① 左足を左前方へすり足、腰をやや右回りに回旋させる。
② 左足へ重心が移動したら素早く腰を左回旋させ、右手を前に出す。
(10) まっすぐ飛ぶ鶴
① しのび足のように左足を出す(虚歩)。両腕を鶴が羽ばたくように下から上へ動かす。同時に右足を鶴のように上げる。
② 右足のつま先を地面につける動作と同時に、頭上まで上げた手を肩の高さまで下ろす。指先は天井を向いている。
・ポイント
・虎は腕をダイナミックに使うこと
・鹿は伸び縮みの動作を的確に行う
・猿は猿になりきる
・熊は腰のひねりが重要
・鶴はとにかく羽ばたくことを意識する
以上です。
動画で学べない動きは気功教室にて指導していますので、
是非ご参加下さい!