「気功を始めてみたけど、本当に気を感じているのか分からない」
「この感覚で合ってるのかな?」…
そんな不安、あなたにもありませんか?
実は、私自身も最初は同じように感じていました。そして“気”を実感できないまま、やる気がなくなってしまう方も少なくありません。
でも安心してください。気をしっかり感じることができる極意は、実はとてもシンプルなものです。
気を感じるための“3つの極意”とは?
まず、今回のテーマの結論からお伝えします。
手のひらで気を実感するために大切なのは、たった3つのステップです。
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気を感じている時に起きる身体現象を知ること
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体幹全体に空気を満たす呼吸法をマスターすること
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体内時間(体内時計)をゆっくり感じること
この3つを意識して取り組むだけで、驚くほど気の実感が変わってきます。さっそく、それぞれ具体的に解説していきますね。
1. 気を感じている時に起きる身体現象を知ろう
東洋医学では、“気”には5つの作用があると言われています。
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温める作用:体温を高め、代謝を良くする。
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推動作用:血流を促し、押し出す力。つまり拍動や血色も良くなる。
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防御作用:オーラのように、体を外敵から守る(免疫力を高める)。
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固定作用:臓器や骨格を適切な場所に保つバランス力。
- 気化作用:必要に応じて氣→血液、血液→氣に変換しエネルギーを取り出す
例えば「手のひらがピリピリする」「あったかくなる」「反発を感じる」などは、気の巡りが良くなり、気の作用が活発になって体で感じるようになります。
まずはこのような現象が起きるということを知っておきましょう。
2. 体幹全体に空気を満たす呼吸法を身につけよう
次のポイントは、呼吸です。特に「吐く息を長く・ゆっくり」に意識してみてください。呼吸が浅いと、どうしても体も心も緊張して気が巡りません。
吐く息が長いと反射でめいいっぱい空気を肺に入れることができますので、気の循環も良くなります。
体全体(体幹)を使って深く呼吸することが、「気を感じやすい身体」の土台をつくります。
また、肩や背中、肩甲骨、肋骨は特に“気”が滞りやすい場所。
ですから、肩回しや背中ほぐし、簡単なストレッチ・ヨガのポーズ(チャイルドポーズなど)を取り入れるのがおすすめです。
「身体がゆるむ」→「呼吸が深まる」→「気の流れが良くなる」…という好循環が生まれます。
3. 体内時間をゆっくり感じる“意識のコツ”
「気」は心にも大きな影響を与えています。
自然の中でゆっくり過ごす時、心も体も穏やかになりませんか?
体内時間を“ゆっくり”にしてあげることが、気をしっかり実感するための最後のコツです。
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深呼吸をしながら「ありがとう」と心の中で唱えてみる。
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笑顔でいること、感謝の気持ちを持つこと。
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自然音BGMや森・川の音を流してみるのもおすすめです。
体内時間がゆっくりになると、自然と気が巡りやすくなります。
【ワーク】手のひらで“気”を実感する実践
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合掌して手のひら同士を感じる
→ 温かさ・ピリピリ感・反発感などに意識を向ける。 -
手を離して、気の玉をイメージしながらゆっくり動かす
→ 気の玉を少し大きくしていくイメージで、転がす・回す。 -
肩甲骨や脇・鎖骨・背中筋肉をほぐすストレッチを行う
→ 痛気持ちいいくらいしっかり動かしてOK。 -
チャイルドポーズなどで体幹に空気を送り込む呼吸法を行う
→ 吸うときは鼻から、吐くときはできるだけゆっくり。 -
呼吸とともに「ありがとう」と感謝の言葉を心の中で繰り返す
- 1、2で行った内容をもう一度実践して違いを確かめる。
この一連の流れを“ゆっくり”行うのがポイントです。
→ 体全体で気を感じる感覚、手のひらの温度やピリピリ感、心地よさを味わいましょう。
【まとめ】
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気を感じている時にちょっとした変化、起きる感覚(ピリピリ・あたたかさ等)に自信を持ってOK!
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身体をほぐし、体幹で深い呼吸をすることで気が巡りやすくなる
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“ありがとう”の気持ちや笑顔を大切に、体内時間をゆっくりにすることで、より深く気を実感できる
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続けていくほど、日常でも気が巡りやすくなり、元気・免疫力アップ・自己肯定感も高まる!
最後に…
「気功は続けることで必ず変化が起こります」
もし最初は感じにくくても、焦らずゆっくり習慣化してみてください。
私もオンライン講座で気功をしっかりお伝えしていますので、
本格的に学びたい方はぜひそちらも覗いてみてくださいね。
あなたの“気”が日々元気に満ち、周囲にも笑顔が広がりますよう祈念しております!