気功治療で脳梗塞後遺症による歩きづらさが改善した例

脳梗塞の後遺症で半身麻痺になり、
自立した生活が困難なケースは沢山あります。
発見が早く、
すぐに外科的処置が施されれば、
後遺症はほとんどないというケースも見られます。

誰かがすぐ近くにいてくれる環境というのも、
疾病の予防には大事なのですが、
いざ後遺症が残ってしまって、
改善されないのかというと、
そんなことはありません。

今回は、
脳梗塞の後遺症により、
ほとんど歩けなかった方が、
翌日に3キロ以上歩けたケースをご紹介します。

・不安を取り除く

一番最初にお話を伺っての第一印象は、
神経質で不安感が心を占めている状態、
といった感じでした。

このような状態では自然治癒力は働きにくいです。
まずは不安を取り除くように無意識に働きかけます。

30分もすれば笑顔が戻り、
表情が柔らかくなってきました。

不安や心配、
怒りやネガティブなエネルギーは、
心身ともに緊張状態を引き起こしてしまい、
気の流れが滞ってしまいます。
そんな状態で気を流してもなかなか巡りません。

ですのでまずは不安を取り除きます。

・「肝」「腎」を整える

気の流れが滞る原因として、
血液の状態がドロドロであれば気が滞る原因となります。

特に脳梗塞後遺症の方であれば、
血管や血液の状態が重要です。

東洋医学の概念として「肝」「腎」というものがあります。
ここでは肝臓や腎臓と捉えていただいて結構です。

肝臓や腎臓は血液をきれいにする場所です。
この二つがしっかりと働いていれば血液はきれいな状態を保てます。

患者さまの状態としては、
この肝臓と腎臓のエネルギーの弱りを感じました。
ですので肝臓と腎臓としっかりと調整していきました。

その結果、
血液の状態がきれいになり、
気の巡りも良くなるのです。

とても肝腎なところです。

・言いたいことが言えない自分を認識してもらう

もっとも大事な部分です。

患者さんと喋っている間にもう一つ感じたことがありました。

それは、
普段言いたいことが言える環境ではないということです。
と言うよりも誰かとおしゃべりして自分の思いを表現できていない。

そんな感じでした。

私が行うべきは、
患者さまの鬱積したエネルギーを解放することでした。
まずはしっかりと緩んでもらい、
エネルギーの流れを円滑にしたところで、
ポンっと言いたいことを吐き出してもらいます。
それを繰り返していくと、
不思議なことに気が回りだします。

ここまでくればどんどん気を入れていけます。

言いたいことが言えない自分を認識する方法は簡単で、
言いたいことを言えたときに認識できます。

しかしそう簡単には言いたいことが言えないので、
臨床のプロフェッショナルの腕がいるのです。
そんなに難しいことではないのですが笑。
あなたも簡単に相手の言いたいことを引き出すようになれます。

・心臓から脳へのエネルギーの道である首まわりを整える

実際に首まわりの筋肉を触ってみると、
ガッチガチでした。

心理的な状態さえ整えられれば、
あとは患者さま自身が首まわりの緊張を緩ませてくれるのですが、
こちらが緩む手助けをすると、
治療効果が早くなってきます。

あまりやりすぎるとかえって患者さん自身の自然治癒力が怠けてしまうので、
ここが治療家にとって一番難しいところと言えるかもしれません。

治してあげたい気持ちがあるけど、
治そうとすると患者さまの治そうというエネルギーが弱るというパラドクスです。

この辺の見極めは臨床の経験が必要ですね。
すぐにできるものではありません。

・翌日に3キロ歩けて、そのあとも疲れなし!

・不安を取り除く
・言いたいことを言えない自分を認識してもらう
・首の緊張を取る
・「脳」「肝」「腎」を気で調整する

脳梗塞後遺症の方は主にこの四つを意識することで、
現在の日常生活動作が改善する確率が上がります。

実際に私が見た患者さまは、
翌日に一人で買い物にでかけられたそうです。

「こけたらどないすんねん!」

と突っ込みたくなりましたが、
それぐらい歩くことができるようになったようです。

でも一番大事なことは、
今よりも悪化しないことが重要です。
決して無理はしないように笑。

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