いつもありがとうございます。
Sun気功ヒーリングスクールの坂本です。
今回のテーマは、
「なぜ仏教を実践する人は、憂鬱な心に支配されないのか?」
というお話です。
最近は「マインドフルネス瞑想」という言葉も一般的になりましたが、仏教の実践ってまさに――
“今この瞬間”に気づき、心を客観視する訓練そのものなんですね。
その結果、ストレスや憂鬱に対して「耐性が強い人」が育っていきます。
憂鬱の正体は「起きてもいないこと」で心が埋まること
憂鬱やストレスが強くなると、人はこうなりやすいです。
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冷静に物事が見れなくなる
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自分を見失う
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起きてもいない未来を想像して苦しくなる
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色眼鏡(偏った解釈)で世界を見て失敗が増える
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さらに自分を追い込む(負のループ)
だから仏教は、宗派は違っても共通して
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気づきの瞑想
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座禅
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真言を唱える(密教)
などを通して、煩悩の苦しみを最小化するための“習慣”を作ってきました。
「職場に嫌な人がいる」だけで、毎朝憂鬱になる…それって普通です
こういうお悩みありませんか?
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職場に苦手な人がいて、出勤前から憂鬱
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今日の商談相手が苦手で気が重い
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未来の不安で、まだ起きてもいないことで心が消耗する
これって、現代人がほぼ全員抱えている“煩悩”の形だと思います。
では、仏教を実践する人はなぜそこに飲まれにくいのか?
現代社会は「損得」で心が削れやすい構造になっている
現代社会って、極端に言えばこうです。
「損を最小化し、得を最大化する」
この損得フィルターで生きると、どうしても…
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争いが起きる
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優劣意識が強くなる
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人をジャッジしやすくなる(あの人は劣ってる/優れてる)
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そして自分自身も裁いて苦しくなる
一方で、宗教的な価値観(仏教に限らず)を持つ人は、損得だけで動かない強さが出てきます。
たとえば古代ギリシャなら「真・善・美」。
目先の利益よりも、どう生きるかそのものが人生の目的だったわけです。
仏教はさらに踏み込みます。
仏教の価値観の中心は「無我」──自分の都合だけで世界を見ない
仏教的には、個人主義的に
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自分が得するか
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自分が損するか
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自分が傷つくか
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自分が安全か
だけで世界を見ていると、心が荒れます。
そこで目指すのが、
「無我」=自分の都合ばかりで行動しない生き方
ダブルウィンどころか、トリプルウィン、無限のウィン。
周りも含めて清らかに生きる道を選ぶ。
ここが、憂鬱に飲まれない“土台”になります。
憂鬱に支配される人がやりがちなこと:ストレスを「外部化」する
個人主義的な損得フィルターが強いと、憂鬱やストレスはこう扱われます。
「これは自分のものじゃない」
「外から来たものだ」
「消さなきゃ」
「なくさなきゃ」
つまり、ストレスを外部化するんですね。
でも外部化すると、人は必ず恐怖を持ちます。
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自分のコントロール外
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いつ来るかわからない
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防ぎようがない
だから不安になる。
仏教の核心:「この世のすべては“心の写し鏡”」
仏教者が目指す悟りの方向性はここです。
「世界は心の写し鏡」
憂鬱もストレスも、世界の出来事も、
すべて“心の現れ”として観る。
そうすると何が起きるか?
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憂鬱が「自分の内側の現象」になる
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コントロール不能ではなくなる
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それだけで安心感が生まれる
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心の主導権が戻ってくる
これが、支配されない第一歩になります。
密教的な見方:迷いや苦しみは「心が本来清らか」だから気づける
ここ、すごく大事です。
たとえば白い壁に黒いマジックで落書きしたら、すぐ目立ちますよね。
でも壁が真っ黒なら、同じ黒で書いても気づかない。
同じように――
迷い・憂鬱・苦しみが“気になる”ということ自体が、心の奥に清らかさがある証拠
仏教はそれを「救済の力(加持力)」として扱うんです。
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迷いに気づける
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だから修正できる
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修正し続ければ、清らかさが育つ
つまり、憂鬱を“敵”にしない。
ここが強い。
憂鬱に飲まれないための「3つのポイント」
ここから、日常で使える形に落とし込みます。
今日の話の中でも特に大事なポイントを3つ。
1)出来事への“反応”は、自分で決められる
人生の出来事は止めどなく来ます。
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嬉しいこと
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嫌なこと
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ストレス
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幸せな出来事
でも仏教的には、現象そのものに善悪はない。
善悪を決めているのは、
自分の「過去の執着」「自我のレッテル」です。
赤いものを想像してください、と言われても
赤いポスト、赤いバッグ、赤い帽子…人によって違う。
つまり世界の見え方は、解釈で変わる。
だからまずはこう確認してください。
「この憂鬱は“状況”が作っているんじゃない。自分の反応が作っている。」
ここに立てるだけで、主導権が戻ります。
2)過去は二度とやってこない
悩みの多くは、
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過去を反芻する
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未来を心配する
この2つです。
でも時間は、現在から過去へ流れていきます。
過去は戻らない。
運転中ずっとバックミラーを見てたら危険なのと同じで、
人生も過去ばかり見ていると、今を事故らせます。
だからやることはシンプル。
「過去は終わった。今に戻す。」
3)今がベスト。ここからベストを積み上げればいい
過去を悔やむとき、人は必ず
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“今より上の自分”
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“今より上の人生”
を想像します。
それは自尊心を傷つけ、
優劣意識を強め、
心を汚してしまう。
だから切り替えます。
「今がベスト。これからベストを更新していく。」
それが仏教的な“精進”の感覚です。
清らかさは「小さな種」から大木になる
最初は、清らかさは小さな芽です。
周りには雑草(煩悩)がいっぱい生えます。
でも続けていくと、やがて大木になる。
大木になるとどうなるか?
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光が遮られ、雑草が生えにくくなる
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手入れが楽になる
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周りの空気が変わる
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人がその木陰で安らぐようになる
あなた自身が「人間パワースポット」になっていく。
この未来を想像できると、仏教実践や瞑想が“続く”ようになります。
まとめ:憂鬱に支配されない人は「心の主導権」を取り戻している
仏教を実践する人が憂鬱に支配されにくい理由は、技術以前に価値観です。
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世界は心の写し鏡
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反応は自分で決められる
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過去は戻らない
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今がベスト
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清らかさを育てる(無我・精進)
この“土台”があるから、心が強くなる。
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