氣の世界へアクセスするためにお釈迦様の智慧を利用してみよう

最新科学に到達していたお釈迦様

量子力学の世界では、この世の物質を素粒子のレベルまで遡って見てみると、ひもの振動状態にすぎない、と教えています。

病気の人、健康な人、幸せな人、お金持ちの人、赤ちゃんも、総理大臣も、ひもの振動状態にすぎないのです。振動していれば目に見える、振動してなければ目に見えないというのです。


量子力学では、宇宙とはそのような世界と捉えます。

映画館のスクリーンも一緒です。スクリーンを遠くから見るとちゃんとした映像として認識出来ますが、最前列よりも前に行ってスクリーンを覗くと光の点滅状態にしか見えません。

実は大昔に、最新の量子力学を理解していた人がいます。その人はお釈迦様です。量子力学のような世界観を仏教では「空観(くうがん)」と言います。全ては幻に過ぎませんよ、我々は幻想に囚われた存在ですよ、
と教えるのです。この世は幻想なので病気も幻想に過ぎません。ただの身体の状態に過ぎないのです。幸せになりたい人は幸せな幻想の中で生きればいい、それだけのことです。

「空観」だけでは危険!

しかし、「空観」の世界観だけでは危険な思想も生まれやすいのです。

全てが幻想なら何をやってもいい、人も殺してもいい、戦争をやってもいい、という思想が生まれてしまいます。病気も幻なんだからほっときゃいいだろう、という感じでしょうか。

少し考えていただきたいのですが、幻想にも何かしらの機能や役割があるというものです。

たとえば、目の前にコーヒーがあるとします。このコーヒーは「空観」としては幻に過ぎませんが、あなたに対して「水分を補給するもの」としての役割があります。あるいは「ダイエット」という役割があるかもしれません。コーヒーには脂肪燃焼の効果があるからです。飲まなくとも「香りを楽しんでくつろぐ」という役割や機能もあります。

このように、幻でしかなかったコーヒーに役割という視点を付与すると、「空観」とは違った世界観が見えてきたはずです。これを「仮観(けがん)」と言います。

やっぱりバランス感覚が大事

この「空観」と「仮観」両方でバランスよく物事を観る事を「中観(ちゅうがん)」と言います。

あなたは幻の世界に生きてはいますが、それぞれ役割を持って生きているのです。すべてのものに役割があるのです。そしてその役割をどのように持たせるかはあなた次第です。幻の中だけで生きすぎても、現実に足のつかない生活に陥りやすいです。私はどちらかというと「空観」よりになりやすいです笑。

しかし、「仮観」だけでは現世の欲望に振り回されて自分が壊れていまします。常にどちら側に傾いているかを意識して「中観」を目指す生き方をお勧めしています。

「中観」を目指すことが、健康の秘訣

病気というのは「空観」や「仮観」に傾き過ぎた時に起きます。「空観」が強ければ、体のことを考えず、体のケアを疎かにしてしまいやすいです。「仮観」が強ければ、自分の役割を固定化させやすいです。

例えば、病気に対して「悪者であり排除すべきもの」という役割を持たせてしまうと、病気が悪化したり、慢性化しやすくなります。よくよく考えればわかることなのですが、病気になったのは自分自身であり、病気は自分であるにもかかわらず、「悪者であり排除すべきもの」としての役割を持たせるといことは、自分の役割を「悪者であり排除すべきもの」にしてしまうことになりかねません。

そうではなく「感謝すべきもの」という役割に変えてみましょう。ここは「空観」を使って、今まで自分が考えてきた人生観や生き方を幻として観てみましょう。そうすることで自分の役割を変えやすい意識状態になれます。

病気はあなた自身です。決して悪いことをしたくて表に出てきたわけではありません。「自分が無理をしてたことを知らせてくれてありがとう」「働きすぎてごめんね、ありがとう」

そのようにあなた自身が病気に語りかけてあげてください。そして感謝しましょう。「ありがとう、ありがとう、ありがとう」

何度も語りかけてあげることで、自然と病気もあなたの元へと戻っていくのです。

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