現代社会に生きていると、どうしても心と体、精神と物質を切り分けて分別する癖がついています。
それがあるおかげで社会生活が営めるのですが、気功を理解する上ではその常識を取り払う必要があります。
取り払うためのキーワードは「量子的身体」です。
内も外もすべて同じものでできている
ついつい私たちは他人と自分を分別して考えてしまう癖がついています。
しかし真実は違います。
地球上の物質は元素によってできています。
炭素、窒素、水素、酸素などで私たちの体も地球もできています。
遺伝子情報も人間とチンパンジーはほとんど同じだと考えられています。
体の外側にあると思っている酸素分子は、私たちが息を吸えば肺に入り、血中へと入りこみ、内側に取り込まれていきます。
そう考えると外と内を分けて考える必要はありません。
東洋医学とアーユルヴェーダはほぼ同じことを言っている
東洋医学では昔から「天地人合一思想」というものをとなえていました。
宇宙も大地も人も同じものである、ということです。
アーユルヴェーダでも同じ思想があります。
アーユルヴェーダでは量子的身体と言っています。
気功を実践する上では量子的身体として私たちの体が成り立っていると理解した上で修行すると大変効果的です。
現代医学では病気を体の失敗と考えますが、アーユルヴェーダや東洋医学ではそこだけが原因ではありませんよ、と考えます。
当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、食事習慣や生活習慣、精神習慣などをマネジメントすることも重要ですよ、と考えるわけです。
自然の一部であるということをしっかり理解した上で気功を実践し、ライフスタイルすべてを見直すということから健康について考えるようにしてみて下さい。